2019年12月28日(土)
本日にて
昨日は晴天だったけれど強風に見舞われてしまい、無力感?がつのるばかり。午前中の銀行のATMは行列ができていて、 こんなに並んでいるのはめったに見かけないので、年末風景ということか。
---------------------------------------------------------------------------------
今日は昨日のつづきとはならないような線引きを、まあ行う訳であと数日でラインが引かれるわけですね。 そんなことはともかく、HPのindex上に4点ほど書影をUPしました。<新入荷>2の中からのもので、お目に留まれば 幸いです。(「矢川澄子作品集成」他)
物置を片付けていたらなぜか未使用のスピーカー(パソコン用)が出てきて、それこそ20年位前のものでさすがに不用 とばかりゴミの日に出したらこれだけがポツンと残された。ということでその筋の方(電気系統に強い)に委託中。 時を乗り越えて甦るか、果たして、、といったところであります。
----------------------------------------------------------------------------
本年は本日までとなります。この1年、ありがとうございました。来年もまたよろしくお願い申し上げます。 (1/6(月)からの営業となります)

2019年12月21日(土)
今年の収穫?
一日おきに天気が変化するようなこの頃。昨日は気温が高かったせいもあり、勇んで?片付け作業に臨んだものの 長続きせず2時間ほどでギブアップ。持久力の減退はなはだし。
-----------------------------------------------------------------------------
ということで今年もあと10日余りとなり、決着のつかない事柄は増えるばかり。という私事はともかく、比較的 新刊の多かった年でありました。なかでも森開社さんの快進撃は一種の事件?かも。2月の、ローデンバック「白鳥」 から、12月の螺旋の器第5號まで、計6点も刊行。(3月「占星術師ハリアルテス」ミカエル、10月「掌編 乙女たち/墓」 ローデンバック 2点など)出版不況の波間に一筋の光(?)のような快挙というべきかも。
シュルレアリスム関連書としては、5月ジョイス・マンスール詩集「サテン オパール 白い錬金術」(E・イレーヌ) 、10月スワーンベリ詩集「Aren」(シス書店)が、よもや出るまいと諦念していただけあって嬉しい刊行となったのでした。
--------------------------------------------------------------------------------
ということで、このところ出会いのチャンスに恵まれないノラ猫たちの撮りこぼしコラージュなど(看板猫) 作成してみました。ううむ。

2019年12月14日(土)
四谷シモン人形展
早くも12月半ば。とはいえ中途半端にやりかけた事柄が多く、決着をみないまま澱のように溜まってしまう。 で、記憶の彼方へ沈みゆくわけで食い止める手段はあるのか、ううむ。
------------------------------------------------------------------------------------ 挿絵
外出の帰りにシス書店に立ち寄る。四谷シモン人形展開催中。初日の前日!に人形二体を搬入したとの こと、新作の“少年少女”は共々美しかった。スケッチ風のパステル画も多数展示。昔に比べると格段に増えた 出版物。それでも70年代には唐十郎氏や種村季弘氏の本の装幀をされていて興味深い。ポストカードを数枚購入。 今年最後の展示も22日(日)まで。お近くの方はいかがでしょうか。
---------------------------------------------------------------------------
フランス映画社の柴田駿氏が亡くなった。(12/11、78才)68年に設立。数々のフランス映画の洗礼を受けた身 (BOWシリーズなど)としては深謝するしかない。ご冥福をお祈りします。

2019年12月7日(土)
「APIED 34号」入荷
冷え込みの強い今朝、真冬並みの気温で横浜では初雪も、とか。炬燵があれば終日出られないだろうという予感。 なくて幸いか。
------------------------------------------------------------------------------
APIED vol34が昨夜入荷しました。テーマは、なつかしの近未来 ジョージ・オーウェル「動物農場」「一九八四年」 となっています。ゴールドのラメ入り風の表紙にメタリックな黒色の帯が映える素敵な装本(山下陽子氏)です。 トランプ大統領が就任した2017年に、オーウェルの「一九八四年」がベストセラーの1冊になったことなどから 選ばれたのかも。ディストピア小説の魅力に気付くきっかけになりそうだし、“近未来ディストピア図鑑”(金城京香氏) など興味深く拝見。
また、今月ラッシュ気味の新刊では、「螺旋の器 第5號」が動いています。萩原朔太郎『猫町』は、<書籍紹介>にUP してみました。ご覧いただければ幸いにて。
------------------------------------------------------------------------------
スマホの待受け画面が突然黒一色に、、。なぜなのか。待受けの猫(写真)はどこへいったのか。とは思うものの 深く追及もせずにいるのは関心の低さを物語る訳ではあります。その後復活。

2019年11月30日(土)
萩原朔太郎『猫町』、螺旋の器 第5號、入荷
ここ数日真冬並みの寒さがやってきてブルブルしている。このまま秋を断ち切って冬へ突入という算段? なのか、ううむ。
--------------------------------------------------------------------------------
藍峯舎さんの第九弾「萩原朔太郎『猫町』」限定220部が入荷しました。「セルパン」初バージョンと、亂歩は 「猫町ー怪談無何有郷」(「小説の泉」初バージョン)、林千絵氏は挿画17点に加えオリジナル手彩色木工木版画 (署名sり)との由。「プラ・ラポルテ製本」というルリユールの世界でのみ生き残っている特殊な製本を使用。 本を開くときの心地良いスムーズさがメリットとのこと。是非いかがでしょうか。税込24,000円。
また、本日「螺旋の器 第5號」が入荷しました。「荘原照子詩篇小特集」はさすがにここでしかお目にかかれない 特集で、左川ちかとともに繊細なモダニスム詩人に慄きます。他に山中富美子の未収録詩篇、村松氏、白鳥氏、 土屋氏の訳詩篇あり、充実した内容をおたのしみください。ご予約の方は12/2(月)より発送させていただきます。
----------------------------------------------------------------------------------
朝日新聞夕刊のコラムで「もうすぐ終わる紙の本」という連載あり。(5回で終了)まあ、鼻先でフンと笑うしかない 、のだろうか、という感慨。

2019年11月23日(土)
在庫掘出し市
勤労感謝の日。昨日からの雨が今日も降りつづいていて、寒い。午前中には止むそぶり?をみせていた けれどそういう訳でもなく、降り止まぬつもりかも。
---------------------------------------------------------------------------
先週ちょっと口を滑らした的(?)なつぶやきになんと反応してくださる方がいて、お葉書を頂戴する。 (在庫一掃品出しの件)むむむむむ。何とかカタチにしなくてはと怠け癖を振り払い30点くらいを <新入荷>2頁目にUPしました。森開社さんやアピエバックナンバーなども掘ればなにかしら出てくる ようなこないような、何とも管理ミスのはなはだしきことよ。ということで、ご覧いただければ幸いです。
-----------------------------------------------------------------------
合田ノブヨ展(シス書店)も終了してしまったけれど、超人気だったケット・シー(アイルランドの猫の妖精) もこっそりしっかり入手したのでした。(黒猫が可愛い)

2019年11月16日(土)
在庫一掃
気温がジワッと下がってきて秋も終盤の様相。つい厚着になりがちな昨今であります。
------------------------------------------------------------------------
先週お伝えした、澁澤龍彦伝「龍彦親王航海記」(白水社刊、」税込4,400円)が入荷しました。 500頁にも及ぶ大冊で小型の枕といった塩梅。第T章「狐のだんぶくろ」から第]章「太陽王と月の 王」まで。詳細目次というのが巻末についていて、V〜X章あたりつい引き込まれて読んでしまう といったところ。未公開資料と知られざる逸話というのは(いつでも?)興味深いということかも。
ということで、螺旋の器 第5號が今月末日〜刊行予定となっています。「莊原照子詩篇小特輯」と いうことで、山中富美子の未収録詩篇採録等有との由。モダニスム詩人の詩篇に期待してしまいます。
---------------------------------------------------------------------------
年内に何とか目録をという願い(?)はもろくも崩れ、在庫一掃で出てきたエディション・プヒプヒさん やイヴ叢書など、はたまた最新入荷のものなど近くリストにまとめる予定であります。ご期待?ください。

2019年11月9日(土)
「龍蜂集」
このところの好天で今のうちにやっておくべき事柄を思い浮かべつつ、つい惰眠に陥るのはあまりに もったいないと、わかっているつもりのこの頃。
---------------------------------------------------------------------------
「龍蜂集」(国書刊行会刊)という美本が入荷しました。澁澤龍彦 泉鏡花セレクションT(鏡花没後80年記念出版)  解説は山尾悠子氏(他に、桑原茂夫氏の文もあり)。函を外すと小村雪岱の美しい装画があらわれる。「春昼」 「貝の穴に河童の居る事」「山吹」「蛇くひ」他全21篇収録、月報付。全4巻予定で次回は来年1月刊との由。尚、全巻購読者特典 として小村雪岱のポストカードセットを進呈(要申請)との由。いかがでしょうか。
また、「龍彦親王航海記」という澁澤龍彦伝(礒崎純一氏著)が白水社から出ました。かなりの労作とお見受け していて、読まねばというところであります。(近日少部数入荷予定です)
----------------------------------------------------------------------------
挿絵

ということで、陽だまりに坐り込んで気持ちよさそうな猫。


2019年11月2日(土)
房総日帰りコース
このところやっと秋晴れがつづいていて、家事のあれこれがはかどるというもの。まあしかし早や11月でありまして もう後がないというか追い込まれる気分でもあります。ううむ。
----------------------------------------------------------------------------------
家内事情ながら、倉庫の下の物置の外壁がかなり傷んでいて(雨どいは外れて壁の下の部分に穴が開いている )修理を頼んだのだけど、結構面倒な作業のようで高額の見積もり。ついでに物置の周囲の雑草対策で砂利敷にして もらうとか話はすすんだけれど当然高額。で、他の工務店にも見積もりをと画策中。何とか年内に決着をつけたい 訳で、物置内の不用品片付けに半年を要したことでもあり、何とかせねばといったところであります。 どうなることやら。
-------------------------------------------------------------------------------------
久しく(10年以上)バス旅行など出たことはなかったのに誘われて千葉の房総ツアーに出かける。屋根にブルーシート のかかっている風景を散見しつつ、海産物や野菜など主に買い出しの旅であって少しでも復興支援の端くれに なればよいけれど、ということ。まあしかし、どっと疲れたのだった。

2019年10月26日(土)
迷宮の怪物
昨日は又しても終日大雨。午前中はそれほどでもなかったものの、午後は台風時を思い出すような激しい降り方で 足止め状態となった。千葉方面の被害がまたもや大きかったようで心配です。
------------------------------------------------------------------------
先日、朝吹亮二氏のトークイベント「ミノタウロスの詩学」−詩集「ホロウボディ」刊行記念(於:シス書店) に行く。新刊詩集刊行(思潮社)ということもあってなかなか盛況でありました。ミノタウロス(迷宮 の奥にひそむ怪物)→仏語でミノトールという芸術雑誌について、1933年創刊から1939年終刊迄の作家たちについて、ピカソと マッソンを中心に、ドラン、デュシャン、ミロ、タンギー、ダリ、エルンスト、マティス等々の表紙絵など、また デスノス、ブルトン、バタイユのかかわり方についてなどを拝聴。秋の夜長にやっとそれらしい(?)時を過ごせた 思いがしたのでした。
----------------------------------------------------------------------------
ローデンバック選とともに、「Aren」スワーンベリ詩集もよく動いています。入手が限られる新刊というのも 昨今の現象の一つなのかも。見逃す手はありますまい?

2019年10月19日(土)
台風被害のお見舞い
先週末は台風19号による厳戒態勢下にあった。避難警報が出たもののあまりの雨量に慄いて外出する気力を失う。 一夜明ければ台風一過の生暖かい風が吹き、電車は動かずの状態に。ご心配いただいた方に感謝いたします。 また、浸水などの被害にあわれた方々の一刻も早い回復を願わずにいられません。
---------------------------------------------------------------------------
ということで、新刊2点(ローデンバック選「乙女たち」「墓」、M・W・スワーンベリ詩集)は順調に動いて います。スワーンベリの展覧会が実現して、巖谷氏の講演会「北方のエロティシズム」(奥山裕介氏「北欧 のシュルレアリスム」も)があった日は、丁度台風直撃で路線が不安定となり当方は参加できず残念無念 でありました。願わくは「骰子の7の目別巻「M・W・スワーンベリ」澁澤龍彦編、の復刊をお願いしたいところ。無理かも。
---------------------------------------------------------------------------------
今月も下旬に差しかかり、やっておくべきことが遅々として進まず。「サタンタンゴ」1994 タル・ベーラ監督作品。 7時間18分!が見たいものであります。

2019年10月12日(土)
新刊2点入荷
台風襲来。昨日のうちに庭の片付けなどをざっと済ませたものの、今朝2階のバルコニーに吹き付ける雨量に仰天。 あわてて出ていたものを片付ける。昨日のうちから市の見廻りカー(?)が避難準備を呼びかけてまわっていたし、 久々に大掛かりな災害予報であります。
---------------------------------------------------------------------------------
新刊2点、入荷しました。ローデンバック選「乙女たち」「墓」の2冊組。「乙女たち」にはカラーの挿画が数点入り 、森開社さんならではの小冊子2冊組となっています。(税込3,000円)
それと、「Aren」スワーンベリ詩集(附録有)がシス書店より刊行されました。挿画多数。北欧の無機質な装飾性 ともいうべき作品は、ランボーのみならずジョイス・マンスールにも通じるものがあるように思われます。 (税込3,520円)いかがでしょうか。(先週、スワーンベリ展(シス書店にて)は27日迄と書きましたが正しくは 25日(金)迄です。失礼しました。)
-------------------------------------------------------------------------------------
ということで、今のところ降りつづく雨が時折激しくなってきて不安をあおるものの、一種の籠城状態を満喫? することになりそうです。被害の予想される地域の方々の無事を祈りつつ。

2019年10月5日(土)
まもなく入荷
早くも10月。今日は32度まで気温上昇とのことで、8月が戻ってきたような、何と変わりやすい秋の空 というところ。
-------------------------------------------------------------------------
森開社さんの新刊、ローデンバック選「乙女たち」「墓」の2冊同時刊行(訳者署名入り)2冊組 3,000円、があと数日で入荷予定となります。「手相」「白鳥」とお求めいただいた方、是非 揃えてお持ちくださればと思います。(尚、「月と奇人」が数冊再入荷しました) 螺旋の器 第5号は 年内11月刊行予定で、左川ちかと同時代の「荘原照子詩篇小特集」もあり、見逃せません。
また、シス書店より、マックス・ワルター・スワーンベリの未発表詩集「Aren」がまもなく刊行。 (3,200円+tax)。こちらも数日で入荷予定です。43年ぶりの展覧会というのもとても興味深いですが (娘の、ロースマリーの作品は日本初紹介)会期中(10/5〜10/27)には巖谷氏の講演有、お近くの方は 是非いかがでしょうか。
-------------------------------------------------------------------------
ということで、自宅の物置の外壁の修理の為、リフォーム時に詰め込んだ荷物を整理しているのだ けれど、一向にはかどらず。一応取っとく→ほぼ捨てる、という選択でやるしかないのだった、ううむ。
inserted by FC2 system