2019年9月28日(土)
スワーンベリ展
秋晴れがつづいていてこーゆー時ほど活発に動かなければ、とは思うものの中途半端に残っている草取りみたいに すっきりしないのだった。うーむ。
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来月5日から開催される、マックス・ワルター・スワーンベリ+ロースマリー・スワーンベリ展 (於:シス書店) が今からたのしみな訳で、この機に未発表詩集「Aren」(奥山裕介氏訳)が刊行予定との由。頁数、造本その他が 不明ではありますが、初版500部、価格3,200円+tax、とのことで何とか入手したいところではあります。
ランボー「イリュミナシオン」とスワンべりの詩画集について、出口裕弘氏はどこに接点があるのか不明としつつも “一瞬の照応”を感じたという(みずゑ 813号より)。極端に装飾的できらびやかな冷たいマティエールという スワンべりの特徴はかの澁澤氏が好まれたもので、いかにもという気はするのだった。
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ということで、消費税増税が間近に迫ってきて郵便料金もそこそこ値上げになる訳で、これ以上送料は上げないで欲しい ところ。はがきが1円上がって63円、封書が2円上がって84円に!ううむ。

2019年9月21日(土)
萩原朔太郎「猫町」
最後の真夏日かもというくらい暑かった火曜日、数年ぶりに知人数人と会合。話題といえば健康や家のあれこれ (相続問題とか)に終始してしまうのだった。いやはや。
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藍峯舎さんの近刊の告知あり。萩原朔太郎「猫町」、江戸川乱歩随筆「猫町ー怪談無何有郷」収録。林千絵:挿画 17点、口絵のオリジナル手彩色木工木版画一葉、A5変型天銀背革貼函、記番入り、限定220部 価格24,000円(税込) 11月、刊行予定との由、ご予約承ります。
朔太郎と乱歩は昭和6年の初対面で「情意投合」して以来、一緒に浅草公園の廻転木馬に乗ったり、新宿のゲイバーで 遊んだりという密やかに深い交友を続けていたとの由、興味深いものがあります。
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挿絵
ということで、秋の日差しの中いつもの仲良しの2匹
が昼寝中。黒猫の方はこちらを凝視!
くつろぎの午後、 というかんじかも


2019年9月14日(土)
書店の未来
秋めいて涼しくなってきたこの頃。台風の余波で復旧が遅れている千葉県にお住いの方々が心配です。 早急の回復を願うばかり。
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やっとホームページの通し番号(「シュルレアリスム」から「出版社特集」まで)をa〜vの頭文字 (Lのみ大文字、Oは省く)で整えたのだが、先ごろ以前の目録リストよりご注文があり、すっかり 失念していたせいでまたしても慌てる。ジャンル別にまとめて箱入れしたのはいいとしてその箱が 行方不明的状況に。ううむ。ということで在庫にバラつきあり、申し訳なく。
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そういえば、ユリイカ6月臨時増刊号「特集 書店の未来」が出ていた。少し前(っていつ?)なら 即購入していたはずが、今頃気付いた時点でもうアカンかも。

2019年9月7日(土)
夏の終わり
早や9月。来月からの消費税率変更に伴うあれこれに戸惑うばかり。とはいえ、その場になって驚く ことの方が多い気がして、回避する努力などはする気になれず時は過ぎ行くばかりなり。
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森開社さんの「螺旋の器」は早くも4號が刊行。創刊号が昨年の9月下旬なので早いペースなのでは ないでしょうか。「ローデンバック選」村松定史訳の2点同時刊行も予定されていて、快進撃はつづきます。
暑さ負けでぐったりしているときに読んでしまった「カササギ殺人事件」上下巻(創元推理文庫) は、作家と出版社の因果関係がなかなか面白く、あまり好きではなかった作家の死因をさぐってゆく 編集者という構図も新鮮?で英国の出版事情なんかもあり妙に納得してしまったのだった。
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ということで、目録制作再開のめど立たず。気力回復の名のもとに録画ばかり見ている日々。 ううむ。

2019年8月31日(土)
螺旋の器 第4號
時折、秋風のような微風を感じるこの頃。早くも夏が過ぎ去ってしまうのかというのは単に思い込みで、 まだまだ暑くなりそうな気配あり。熟睡できていないせいか午前中から睡魔に襲われる。ううむ。
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先週お伝えした、「螺旋の器」 第4號と「薔薇のアパリシオン」冨士原清一詩文集成(共和国刊)、が入荷しました。 螺旋の器 第4號は、翻譯詩篇小特輯というだけあって豪華な内容となっています。土屋和之氏「倦怠」(エスパンカ 他5篇)、白鳥友彦氏「魔術師の庭」(ペラダン他3篇)、佐藤久美子氏「中世ルネサンス」(エレディア3篇、「七宝の夢」 に感銘)等。「悪い夢の後の怠惰な椅子の上の名誉」他1篇が掲載されている冨士原清一氏の硬質な詩篇がお好みなら 是非「薔薇のアパリシオン」へ。他に、左川ちか「春・色・散歩」という未収録の随筆は昭和10年のファッション誌が 初出。(「青い馬」というわずか9行の詩も素晴らしい)等々の興味深い内容となっています。未読の方、 いかがでしょうか。
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当方リンク先の麗文堂さんと書肆砂の書さんは、ホームページ改装中のようです。アマゾンからヤフオクへ移行しつつも なかなかムズカシイ昨今、ということか。と、他人事とは言っていられない訳なのだけれども。

2019年8月24日(土)
「薔薇色のアパリシオン」
降るのか降らないのかはっきりしない日がつづいていい加減うんざりしていたら、本日は朝からカラリと晴れた。 部屋の戸を開けると二匹の猫(顔なじみの黒と茶トラ)が驚いて逃げて行った。いつからいたのだろうか。
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「螺旋の器」第4号がまもなく入荷予定ということで待機状態です。森開社の小野氏のご紹介というか推薦されて いる、「薔薇色のアパリシオン」冨土原清一詩文集成、(共和国刊)もまた近日中に入荷予定となります。36歳で没した シュルレアリスト冨土原清一の1巻本全集となるかと思われます。限定600部、価格、6,480円(6,000円×tax) です。ご予約承ります。
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挿絵
道端で小さめの猫発見。少し近寄っても意に介さず
何かを狙ってというか探している様子。
目当ては虫なのか、 あと1歩踏み出せば逃げ出し
そうではあったけれど。


2019年8月17日(月)
能動的読書
8月も半ばを過ぎたけれど猛暑はつづく。先日の墓参りの日は台風の余波で雨に翻弄された。車から大きなキャンパス (のような空)を見ていると、モクモクと灰色雲が拡がり下方に黒い雲、端の方に青空がのぞくというかんじで 雨の後追い?のような日であった。
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朝刊に、本と出会う「新空間」演出、という記事あり(朝日新聞)。ホテル「箱根本箱」と入場料1,500円 を払う「文喫」という空間(青山ブックセンターの跡地)の2件を紹介している。ホテルはもともと日販の保養所 だったそうで、いたるところに本棚が、、というコンセプトだそうな。どちらも日販の仕掛け?というのが なあと、つい取次会社の目論見に賛同したくないような、などとは筋違い?かも。と言いつつため息。もう少し 能動的な読書をヘルプする企み(って?)があってもいいかななどと世迷言をつぶやくのだった。
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ということで、「螺旋の器」第4号が近々入荷の見込みです。もうしばらくお待ちください。

2019年8月10日(土)
盛夏つづく
さすがに30度を超えるとエアコンをつけるけれど(28度設定)1時間もすると肌寒くなってくるので止める。 なるべくつけたくない派なものだから夜の寝苦しさは格別(?)で、何度か起きる羽目になる。安眠 できるのはいつの日か。ううむ。
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藪下明博氏の新詩集「死の幻像」7/31、アトリエOCTA刊、を拝受。白と黒の境界線に1本の赤い線が引かれた シンプルな装幀。かの「幻想文学」で書評を発表されていた氏の第二詩集である。−せめて詩の世界だけでも やりたい放題にやってみたーとあとがきにあるように、「類推の穴」「蝦クリアン博士」「痙攣的な美」と シュルレアリスム的な(というか傍観者的なかんじではあるけれど) 要素をもつ詩篇もあり。「余白にー 詩と死」として石堂藍氏の跋文あり。石堂氏は蝦クリアン→エピキュリアンのイメージなのだろうがエピキュリアン というよりはシュルレアリストである。と、書かれているが果たして。と勝手解釈をしてしまったけれど 入手希望の方はお知らせください。藪下氏の第一詩集「卵屋のじっちゃの幽霊屋敷」(<短詩形>7)は在庫があります。
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この暑さで近所のノラ猫たちも木陰で思いきり四肢を伸ばしたまま動かず。暑いよね〜と声をかけたくなって しまうのだった。

2019年8月3日(土)
夏只中
早や8月。やっと梅雨が明けたと思ったら連日の猛暑がつづいてさすがに辟易気味。白昼に外出するには サングラスと帽子と日傘の態勢?が必要だけど思い直して近くても自転車で行くというこの頃であります。
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≪螺旋の器≫第4号が今月上旬の刊行予定との由。「翻譯詩篇小特輯」のほか、冨土原清一の入手困難な 稀覯詩誌の頁を再現、左川ちかの全集未収録エセー、千田光と祝算之介の散文詩の再録、等、森開社さん ならではのラインナップとなっています。ご期待ください。
<ファンタジー・絵本>を修正中で、4頁目に「ルイス・キャロル小特集」をもってきたのはいいとして、 1頁目の構成が決まらずぐずついたまま企画倒れというか宙吊り状態となっていて停滞中、ううむ。いかに 各頁を見直していないかという今更ながら反省(注文のきた頁をみなおすと同じ番号がつづいていたり、、) しつつ、せめて書籍番号くらいはちゃんとしようということで地道に作業中であります。
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こう暑くては草取りもままならず、目録制作にも集中できず、このまま各方面宙刷りのままやりすごす ということになるかも。夏よ、止まって(欲しい)。

2019年7月27日(土)
新刊 カタログレゾネC版入荷
台風が上陸したもよう。外に出しておいた植木を避難させたりしていると伸び放題の草が気になるけれど、 こう暑くては取る気も失せるというもの。まあいい訳ですが。
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アルフォンス・イノウエ作品集 カタログレゾネ C版(エディションs)が入荷しました。造本の 素晴らしさは言うに及ばず、MONOHONという小冊子の資料と、レイミアプレスさんの出版案内、“蔵書票の宇宙 2019”DM(9月開催)等が同送されます。蔵書票の収集家である江副氏のトークイベントもあるようです。 価格は、37,500円×tax=40,500円となります。いかがでしょうか。
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挿絵








2019年7月20日(土)
暑中お見舞い申し上げます
午前中の気温(室内)29度、湿度76%で、昨夜も数値はたいして変わらず寝苦しい夜でありました。 このところ、ラジオのお目覚めタイマー、なるものを設置してみているのだけど(時計のアラームより もより自然に目覚めることができるので良いとの由)眠りが浅いせいか数分前から待っている状態?! がなぜかつづくのだった。
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最早迷宮入りとなっている本探しの昨今、思い当たる場所をすべてチェックしても出てこないという ことは、すでに売済でそのことを失念しているのかー結構高額なのにーそれはありえないのではという 堂々巡りで時がたつ。過信するなかれという戒めか。ううむ。
ということで、只今、<ファンタジー/絵本>のコーナーを再構築(?)中。<小特集>にある <ルイス・キャロル小特集>をこちらに移動させるつもりなのだけれども、プログラム操作というのは けっこう大変で何年たっても理解しにくく、ちっとも慣れないという情けなさ。今の小学生以下かも。 近日中(といっても月末か)出来予定ではあります。

2019年7月13日(土)
上野紀子氏追悼
一昨日、定期検診で出かけたところ電車の遅れで予約時間ギリギリの滑り込みだったし、CT検査は とても混んでいて診断結果待ちに2時間を要した。うっかり傘を持たずに出たので帰りは降られて 仕方なくコンビニで傘を購入。帰りの電車にも遅れが出たり、、とほぼ1日がかりのついてない 日となった。ううむ。(検査は何とかクリアできたのだけど)
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今年2月28日に亡くなった上野紀子氏の追悼頁のあるMOE7月号をやっと読む。少女チコとともに 「ねずみくんの絵本」シリーズが35冊も出ていたとは知らずにびっくり。(この号にはねずみくん シールがおまけでついている!)「チコ」を描いた画家のアトリエの写真があり、大判のタブローが 並ぶ広い空間をしばらくながめてしまった。自画像であるかもしれない“チコ”の独特のスタイルは 見るものを夢中にさせる引力?!のようなものを感じてしまう。(望遠鏡、帽子、ブラウスやマント も精巧につくられたチコ人形があったとは、、しばし羨望の眼差し、、)
ついでにこの号は、海外児童文学も特集していて(副題に大人のための、とあるのが解せない) カラフルな図版の充実ぶりに驚くし、草創期の翻訳家たちの記事もあり、(主に岩波少年文庫に まつわるもので、村岡花子、石井桃子、光吉夏弥、内藤濯、他)興味深く読めたのだった。

2019年7月6日(土)
梅雨闇気分
早くも7月。梅雨只中でこう雨ばかりだと気が滅入るばかり。事の次第(まあ探し物です)が うまく運ばず、またもや自責の念に駆られる日々、ううむ。
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何とか今月中に目録を出すつもりでいたのだけれど、先月のアクシデントの弊害は大きくて、気力体力 木っ端みじん?!的状況にて今月はパス。来月あたりに持ち直したら9〜10月位に出せるか、と一応 作成したい気はありながらも、どうも歯切れ悪くちっとも晴れてくれない梅雨空のような気分?かも。
そんな中、ジョイス・マンスール詩集は着実に動いていて嬉しい限りであります。エディション・イレーヌ さんの翻訳書の中でも特に印象深いものとなっている気がします。森開社さんの“螺旋の器”第4号は、訳詩篇 の校正(ローデンバック詩篇(村松氏)、ガイタ、ペラダン他(白鳥氏)、エレディア詩篇(佐藤氏)、等々) がすすんでいるもよう。刊行が待たれます。
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ということで、注文保留(またもや在庫確認できず)の方には申し訳なく、もうしばらくお待ちくださいませ。
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