2019年6月29日(土)
顛末など
長い間通販業務を休んでしまい、ご迷惑をおかけしました。数日で済むはずのところ、2週間もかかって しまいました。定期通院をしていてその日は微熱もありやっとの思いで行ったところ、貧血がひどい ので即入院。輸血の前に両腕から(検査の為か)採血されそれが結構な量で、これでは輸血したって同じ じゃないのかとつい愚痴ってしまった。その後回復すれば帰れるはずが微熱は引かず、やがて肺炎だと知ら され検査治療。それでも5日ほどで平熱に戻りやっと帰れるかと思ったら血液検査の結果が良くない。 その後数日おきに採血されやっとお許しが出たのが2週間目というものでありました。後半の1週間など 時間を持て余し読書三昧。なかでも(家人に買ってきてもらった)「ストーカーとの700日戦争」内澤旬子 、など面白くて一気読みしてしまったのでした。ううむ。
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当方では遅れてしまいましたが、新刊「怪奇骨董翻訳箱」ドイツ、オーストリア幻想短編集、垂野創一郎 編訳、国書刊行会刊が入荷しました。17世紀木版画の装画と金箔の美しい装本のまさに箱のような本、 かもしれません。鬱陶しいこの時期の読書にいかがでしょうか。とっくに入手している方が多いとは思うものの。
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ということで、この間ご注文いただいた方にはお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。 通販業務は7月1日より再開しますのでこれに懲りずお付き合いくださいませ。 よろしくお願い申し上げます。

2019年6月8日(土)
再入荷!
一昨日は真夏日で昨日は午後より雨、早くも梅雨入りしたもよう。洪水警報など雨害の多かった 方面の方々の早い回復を祈ります。
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6/2に品切れとなっていた「サテン オパール 白い錬金術」ジョイス・マンスール詩集が、本日 再入荷しました。山下陽子氏、松本完治氏のサイン入りということで、お時間をいただき感謝感激 であります。アマゾンその他のネット書店では扱っているとして、大手書店の店頭には並んでいるのだろうか。 大勢の人目に触れるということは大事だとわかっているけれど、少なくとも白い函装の単行本を流通にまわす というだけで危機感(返品時の傷みはどうしたって回避できず)を感じるのだった。でここでまたもや昔話を持ち 出そうかと思ったけどやめて、直納の多かった小さな書店は生鮮食品店?のように活気があったとだけ 言っておきたいのだった。
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ということで、季節の変わり目に体調不良気味。何十年ぶりかの低血圧に陥っていて、体力消耗。階段を のぼるのがつらいという情けない状態から早く脱却したいこの頃。

2019年6月1日(土)
「APIED vol33」入荷
早や6月。先日思い立って新車(自転車です)を購入。それまで家人の電動付を借りていたのだけど、10年位 前のやつでとにかく重い。下敷きになって死ぬかもという危険をはらんでいたのでヒヤヒヤしていた。 で、やっと購入。24インチ電動アシスト。(電動に慣れると年寄はこれしか目がいかなくなるのだった。ううむ) 名前はビビ、車体はきれいなみずいろでアルミ仕様のせい?か軽い。めったに遠出などしないけれどちょっと 出かけたい気分?かも。
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「APIED vol33 特集:萩原朔太郎」が入荷しました。落着いたブルーの表紙に山下陽子氏の繊細な絵。 「萩原聖地巡礼」として前橋市を訪れる漫画とか、見開きに司修氏のカラー図版「猫町煙草店の娘」他が 収録されている。アピエのバックナンバーの頁をみると1〜13号まで品切れ、他の号を合わせると19点品切れ となっている。当方の在庫をひっくり返せば出てきそう?な気配ではあります。(HPのアピエの頁を改装中)
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森開社小野氏と短めの電話。螺旋の器第4號に向けて原稿収集にお忙しいご様子でした。村松氏の翻譯書も 2点ほど進行中との由。新刊が待たれます。

2019年5月25日(土)
新刊など
まだ五月だというのにこのところ続いている真夏日に辟易気味。往復20分くらいを歩くだけで疲れてしまった。 ああ情けなや。
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山下陽子展(シス書店)も明日で終了となりますが、「ジョイス・マンスール詩集」は着実に動いていて 嬉しい限り。この、特異な詩の世界を若い世代にもお薦めしたい(無理か、、)ところであります。
国書刊行会の新刊「死者の饗宴」ジョン・メトカーフ著、が本日入荷しました。ドーキー・アーカイヴシリーズ6回 配本。本邦初の短編集全8篇。不安と恐怖と眩暈と狂気に彩られた怪異談・幽霊物語・超自然小説の傑作を集成 との由(帯文より)横山茂雄氏解説。あと1点、「愛なんてセックスの書き間違い」ハーラン・エリスン。SF作家なのに 非SFジャンルの初期傑作集、全編本邦初訳。暴力とSEXと愛とジャズと狂気と孤独と快楽にあふれたエリスン・ ワンダーランド!(これも帯文)との由。こちらは入荷数が少ないので<幻想文学>にUPしました。
また、アピエの最新号が近日中に入荷予定となります。お待ちくださいませ。
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ということで、五月の連休中に終了していたはずの片付けが2/3位しかできておらず。又しても環境(暑い、、)の せいにしてサボり気味であります。ううむ。

2019年5月18日(土)
死と愛とエロスの深遠
五月も半ばを過ぎてやっとマスクから解放された。とはいえ、新緑とともに雑草もぐんぐん伸びてくるのだった。 特にドクダミの勢力は強力でついに専用の除草剤を購入することにしたのだった。テキは降参するだろうか。
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ジョイス・マンスール詩集「サテン オパール 白い錬金術」が入荷しました。A5変形純白函入りの美装本です。 マンスールの詩集としては本邦初の刊行ということで、翻訳、編集の松本氏の選ばれた172篇と山下陽子氏の挿画 4点入り。特に評伝的解説は読み応えあり。シュルレアリスムのミューズというイメージでしかなかった彼女の 驚異的かつ詳細な生涯(58歳で死去)に想いを馳せることになるかと思われます。トワイヤン、ボナ、カリントン 、プラシノス、フィニ、等、シュルレアリスムの女性たちとは一線を画す存在で、その謎めいた作品世界には 瞠目するばかり。充ち足りた死者への憧憬? 晩年のブルトンを狂喜させた彼女の存在とは、ということで 興味は尽きません。
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ということで、ゆうメール料金の改正(昨年9月から)で、厚さ3cm以内、重さ1s以内のみとなり、 丁度3cmとしても函入りの本を梱包もせずには送れず、定形外郵便料金との比較で結局レターパックプラス便 となる。これは薄手のケースみたいなもので、4sまでOKといっても重くて型崩れは必至だろうが、と文句を 言いたくなるのだった。(受領印も必要だし)

2019年5月11日(土)
残忍で甘美な物語
長い連休も終わり、五月晴れの日がつづくと仕事に没頭できるわけで、要は持久力集中力の問題か。 最早50%くらいの活力しか残ってないような気もするこの頃。
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ジョイス・マンスール詩集「サテン オパール 白い錬金術」(E・イレーヌ刊)は、予定より 少し遅れまして、14日(火)に入荷予定となります。繊細で美しい宝石箱?のような造本になるのでは ないかと(山下陽子氏挿画、佐野裕哉氏装幀)つい夢想してしまうのでありました。マンスールといえば、 「マリー、あるいは傅くことの名誉」の衝撃は忘れ難く、エジプト神話の要素なのか荒唐無稽かつ 残忍で甘美な物語が展開する。 処女詩集は「叫び」53年、「裂け目」55年、「地獄堕ち」66年、「猛禽」60年、とタイトルだけ でも空恐ろしい?ような気がします。ーエジプトのようなイスラム的世界もフランスのようなカトリック 的世界もスイスのようなプロテスタン的世界も、彼女の渦に巻かれる定めにある。−中略ー目ざすところ はおそらく太古の大いなる母権性の復活であろう。(巖谷國士氏解説より)
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ということで、山下陽子新作展(シス書店)が本日より開催されます。(5/26日(日)迄)お近くの方は 是非いかがでしょうか。

2019年5月4日(土)
連休の過ごし方
連休も残り少なめに。長すぎると文句を言ってたものの、通常の責務(というほど大したものではない) から解放されるというのも結構クセ?になるような、日中ダラダラ読みふけるとかはできそうでできなかった 訳でもあり、そう思うと残り3日が貴重かも。倉庫の整理を忘れたわけではないとして。
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で、録画してあった「立ち去った女」2016年フィリピン映画。ラヴ・ディアス監督。229分!をやっと見る。 第73回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。全編モノクローム。無実の罪で30年間服役した元教師の女性(ホラシア) が、真犯人に復讐するために出かける話ではあるけれど、途中拳銃なんかも手に入れたりするけれど どうもはっきりしない。捜し歩くというよりは、途中で出会った卵売りやホームレスや ゲイの男とかにやさしく寄り添う彼女の姿が夜の光景とともに度々描かれていてこのトーンに見とれていると、とにかく ゆっくりと時は流れ、なぜ昼(自宅とかの室内)と夜の服装が違うのか(しかも明確に)とか、子供たちに 読み聞かせる話は詩的で物語風ではないし、ラスト近くゲイの男の取り調べの際の不敵な開き直り方とか、 さらに不可解なエンディングは一体、、。というような、あまり味わったことのないけれど、(時々寝ちゃった !)3時間48分の貴重体験というべきものだった、のでありました。
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ということで、エディション・イレーヌさんの新刊、「サテン オパール 白い錬金術」ジョイス・マンスール 詩集は、10日以後の入荷予定となります。ご予約いただいた方にはもうしばらくお待ちください。

2019年4月27日(土)
ジョイス・マンスール詩集
昨日は終日雨。梅雨には早すぎるくらいに雨の多いこの頃。長い連休に入ったことでもあり、好天に恵まれることを 祈る(どこにも出かけないけど)ばかり。それにしても郵便局が2日(本日と5月2日)のみの営業とはあんまりでは なかろうか。
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エディション・イレーヌさんの新刊「サテン オパール 白い錬金術」ジョイス・マンスール詩集、が近日中に 入荷予定となります。松本完治訳、山下陽子挿絵、(各サイン入り)装幀佐野裕哉、函入り、定価3,510円(本体3,250円) 限定版30部も予定されています。
。マンスールの詩集とは嬉しい限りなわけで、今やシュルレアリスムの新刊としてはイレーヌさん(あとは水声社さんか) しか期待出来ない状態となりつつあるのではと思われる。ということで、刊行記念として山下陽子新作展がシス書店で 5月11日より開催されます。新作コラージュやオブジェなど。こちらも愉しみであります。
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挿絵

やっと何とかスマホから写真を移すことができた
(あっけなく簡単だったけど)。風があってちょっと
寒い日の午後、花影に やぶにらにのノラがいた。
この頃はこの猫と出会う機会が多いのだった。









2019年4月20日(土)
連休の予定
4月のカレンダーには、必ずといっていいくらい“桜”が登場する訳だけど(つい買ってしまう猫カレンダーもしかり) 今年は長引いたとはいえさすがにもう散ってしまった。我家の玄関先に松の老木があって、先端が電線にかかって いるのを先ごろ発見。まだ伸びる気があったのか?という感想はともかく、植木屋さんに連絡。見に来てくれてついで に2年ぶりくらいの庭の手入れもしてもらうことになった。そういえばツツジがそこかしこに植えられているけど一つ として咲かず。近所で色とりどりに咲き揃っているのを見るたびに落着かない気分になる。遅咲きということで 忘れた頃に咲くつもりかも。で、植木屋さんによると松には何ら影響なしとの由。むしろ電線の方に障害が出るかも ということでNTTに電話。ところが何度かけてもつながらず。5分は待つ気でかければと家人に言われるが、せいぜい 2分くらいしか待てず。何かコトが起きてからでもいいか(?)というなしくずしの放置状態となった。ううむ。 と、前置きが長すぎたのでこの辺で。
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新刊、螺旋の器 第3號、好評発売中です。ミカエル「占星術師ハリアルテス」譯者署名本は僅少にて気になる方は お早めにいかがでしょうか。
今年は10連休ということもあり、この際この間に倉庫の整理を進め、2年ぶりの目録制作に励みたいところ。 果たして成果はありやなしや。

2019年4月13日(土)
螺旋の器 第3號入荷
昨日、螺旋の器 第3號が入荷し、ご予約の方には午後便にて発送しました。順調に発行されていて、 ほっと安堵の心持というところ。リラダン、R・モンテスキュウ、ローデンバッハ、ガイタ、エレディア、他の詩篇、 左川ちか論等盛り沢山の内容となっています。(猫書房主人阿部氏への弔辞などもあり、当方も感慨深いもの がありました)価格は前号と同じで1,500円(送料は180円、ゆうメール便です)よろしくお願い申し上げます。
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ということで、本日午前中にちょっとした事故発生。数時間を無駄にしてしまった(スマホも財布 もない時間を過ごすというのはやはりツライものあり)のだった。ううむ。

2019年4月6日(土)
岡上淑子展
寒さが続いたせいか満開の桜をあちこちで見る機会があり、嬉しいこの頃。そろそろ散る頃かと 思いつつ、電車の中からもその姿を追ってしまうのだった。
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先月下旬、やっと岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟 展(原美術館、明日迄)へ。曇天のなか 年齢層の広い?女性の二人連れなどが多かったように思う。あの独特のコラージュ作品は思ったほどサイズは 大きくはなく、それでもモノクロームの迫力?を感じてしまった。初期の作品や、瀧口修造とエルンストの コーナー(特に瀧口氏の書簡は見ごたえあり)コラージュ以後の写真(ゼラチンシルバープリント)、 関連資料としてカメラ雑誌などの展示もあった。(飯島正氏の映画本の表紙!)C・ディオールやバレンシアガ のイヴニングドレスなどの展示等もあり、アールデコの室内の造形美にもマッチして印象的でありました。
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ということで、原美術館前の桜など撮ってみたのだけれど、スマホからの取り込み方がわからない!ので 次回にまわすことに、うう。
また、螺旋の器 第三号は、来週末以降の入荷予定となります。ご予約承ります。
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