2018年3月31日(土)
鬱陶しい季節
桜の花びらがはらはらと散っている今日この頃。重度の花粉症というほどではないけれど、それなりに 目のかゆみやくしゃみに悩まされるという鬱陶しい日々であります。
--------------------------------------------------------------------------
とても久しぶりに<新入荷>を6点ほどUPしました。(<新刊・新入荷>の3頁目)お目に留まるものがあれば 幸いにて。
話変わって、クロワッサン最新号の特集が、捨てる、収める、を極める。なので即購入。このところこの 3案件と格闘中!なわけで、とても極めるという高台にはたどり着けず。20年以上前のオルガンや小型の ブラウン管TVや長年放置状態のスピーカーetc。不用品回収の会社へ問い合わせてみると結構高額で 二の足を踏んでしまうのだった。どうなることやらあと3か月、ということで肝心の本の整理は気が滅入る ばかりなのだった。ううむ。
----------------------------------------------------------------------------
シグナレス特別号 どんつきー京都の文芸・音楽・映画 を拝受。モノクロームとはいえビジュアル頁多数 で、各ジャンル毎の記事も読みやすく、京都好きには嬉しい一冊かと思われます。(メールにて購読申込受付中 との由、無料)

2018年3月24日(土)
詩の行方
この週末で桜は満開かというこの頃。春のお彼岸(3/21)は散々な一日であった。午前中に一時小雨になった ので止んでくれるかと思っていたらさにあらず。午後出かけた時からかなりの雨量で、やがて霙に。 寒さで凍えながらの墓参りとなったのだった。いやはや。
------------------------------------------------------------------------------
七月堂さんより「歩きながらはじまること」西尾勝彦詩集、拝受。(3/7刊)。A5変形というのか正方形に近い ような造本で(334頁)初のアンソロジー詩集との由。解説に、尾形亀之助との類似点(?)などの指摘 もあり興味深い。“カンパネルラベーカリー”とのみ書かれた緑色の栞付。今更ながらではあるけれど、“詩” の居心地はあまり良い方へは向かっていないように思える。俳句や短歌へ向かう道程から外れてしまうのか。 多少とも気がかりな昨今ではあります。「渡世」荒川洋治詩集、1997年刊
------------------------------------------------------------------------------
挿絵
ということで、我家の桜の鉢植も何とか開花!下向きなのは寒かったせいか、 活力減退?か。蕾はまだまだ、と言っているようではあります。





2018年3月17日(土)
ヨガの境地?
このところの寒暖差のせい(?)で、早や高知では桜が開花したとの由。東京近辺でも例年よりかなり早く 開花しそうであります。気づいたらもう散っていたということになりそうな気配、かも。
------------------------------------------------------------------------------
在庫の整理というかスリム化を目指そうということで、ジャンルによっては項目が減り気味になってきています。 すぐにもUPしたい本はある訳で、その作業をつい後回しにして紙類の処理(その昔R書店では様々な企画リストを 作っていて、外文、幻想等が華やかに乱舞?していたのだった)が、それこそ山を成していて破棄するにも時間が かかるのだった。で、なかなか思い切れない紙類(全集等のパンフや版元目録など)もつい残すというか保留案件 になってしまっていて断捨離とはいかず。断捨離→モノへの執着を捨て不要なモノを減らすことにより生活の 質の向上、心の平穏、運気向上を得ようとする考え方。元々ヨガから生まれた言葉とのことで、身体はともかく 、心情まで支配されるのはどうかとか言ったところで、無駄な足掻きと一笑に付されそうであります。ううむ。


2018年3月10日(土)
芸術選奨
三寒四温の只中というかんじでまたしても木曜日は終日雨降りであった。当日はさすがに倉庫へは行きにくく、 階段の錆が一層気になる(先日さる方より指示をされ、錆取りをしたうえでペンキを塗るようにと言われたの だった)この頃。
------------------------------------------------------------------------
第68回芸術選奨が発表され(3/8、朝刊)文部科学大臣賞 [映画]黒沢清「散歩する侵略者」/他。[文学] 金井美恵子「カストロの尻」/他、等々。やはり贔屓?の方の受賞は気になるもので、祝辞を述べたいところで あります。金井さんといえば最近新刊も刊行され、さる季刊誌の特集号も出る予定になっているはずなので、 見逃さないようにしたいところであります。
倉庫整理をしていると、こんなところにこんなものがというケースはたまにあるけれど、この辺にあったはず 、つまりは探し物はなかなか姿を現さないのであった。整理方法がズサンという他ありません。ううむ。
-----------------------------------------------------------------------
ということで、朝方ちょっとした不注意で小皿を割ってしまったりすると、その後小さなミスが続いて起きる ついてない一日になる、というのは単なる思い込みか、果たして。

2018年3月3日(土)
リフォーム計画
今週木曜日は早朝(7時くらいですが)に出る予定があり、玄関を開けると暴風雨!の只中であって思わず 後戻りしたくなったものの仕方なく出かける。そして昼頃には嘘のように晴れ渡り気温上昇、ううむ。 天変地異?にも慣れが必要かも。
--------------------------------------------------------------------------
家屋の老朽化に伴いあちこち不備も目立ってきたことから、リフォームをすることになった。少し前から 検討を重ねているうちに、この際間取りを全面的に見直し一部減築をしたい等々、建替えに近い状況に陥って いるのだった。別棟の2階に書庫があり、ここはともかく、1階の損傷が激しくここも直すとなると予算 がオーバーしてしまうのでどーするのか等々模索中であります。
ということで、書庫を徹底的?に整理すべしと数日前から籠ってはいるものの、出版目録やPR誌、ちらし、 ポスターが多く出てきて処分を検討中であります。ううう。
-----------------------------------------------------------------------
挿絵

部屋の中のカーテンの隙間から外をうかがっている猫。







2018年2月24日(土)
検索機能について
機動力というものが気温の上昇に左右されるとすれば、日によってその差が歴然と現れるわけであって 、まあそんな言い訳というか言い逃れもあとがない2月の下旬であります。ううむ。
---------------------------------------------------------------------
「完本 陰獣」はあっという間に(入荷から3日くらい)売切れとなってしまいました。版元の 藍峯舎さんでは予約のみで完売状態だったようで、いやはや限定本の底力は健在といったところでしょうか。 (藍峯舎さんでは、「屋根裏の散歩者」 限定350部 2013年、「奇譚」限定250部 2016年、の2点のみ 多少の在庫があります)森開社さんの「戯曲 ヴェール」は追加分が入荷しましたので在庫有。 「新装版 角砂糖の日」山尾悠子歌集は、在庫が少なめになってきています。
-------------------------------------------------------------------
ということで、早稲田文学 春号が今月下旬刊行予定のはずなのだけど、大手書店のサイトで検索しても 出てこないのだった。ネットでたまに購入すると、同じ著者の近刊をメールで知らせてくれるけれど、 ちょっとマイナー?な刊行物は調べて知らせてくれる機能はないのだろうか。と、つい愚痴っぽ くなってしまう。ま、新刊書店へ出向く暇がないなどとは言ってはならない、ような気はする、けれど。 

2018年2月17日(土)
「完本 陰獣」入荷
今月も早や半ばを過ぎてしまい、確定申告の集計などを急がねば、といったところ。来週火曜日に また雪の予報が出ていて、もう結構ですと言いたいところであります。
---------------------------------------------------------------
本日、「完本 陰獣」が入荷しました。ご予約の方には19日(月)の発送となりますので、 ご了承くださいませ。藍峯舎通信vol7によると、竹中英太郎の初出の「新青年」の原画は一枚も確認されて いないとの由。したがって1935年の「名作挿絵全集」の為の描き下ろし7点と「大江春泥作品画譜」18点等 、竹中英太郎の「陰獣」にまつわるこれらすべての挿絵を集大成し(「『陰獣』因縁話」という回顧エッセイ も収録)没後30年にあたる本年に記念すべき刊行となりました。亂歩の「新青年」連載時のテキストとともに お楽しみいただける内容となっているようです。
-----------------------------------------------------------------
ということで先日、「二十世紀少年読本」1989年 林海象監督、をシス書店で(林海象「夢みるように眠りたい」展 2/24まで)観てきました。独特なモノクロ作品で昭和初期?のサーカスの舞台から始まる物語は、名作 「夢みるように眠りたい」を彷彿とさせる作品でもありました。(三上博史が若くて美しい、、)上映後に監督 の解説があり、フェリーニの「道」をイメージした作品にしたかったとの由。当時の撮影の大変さなど驚きとともに 興味深く拝聴したのでした。

2018年2月10日(土)
「莢」11号
庭の片隅や塀の下などにいまだに雪の残骸があるのをみると、豪雪地帯の積雪はいかばかりかと思うこの頃。 屋内に籠りやすい?いまのうちに、やるべき事柄を片端から崩してゆかねば、ということで気力維持が どこまでつづくことやら。
------------------------------------------------------------------------------
バレンタインデー間近ということで、S百貨店の書店をみた帰りに寄り道してチョコフェアを見学。 いやもう見学どころではなくて、結構高齢のおば様?達も含めての大混雑となっていた。ベルギーチョコ 多し。(頭上の案内板は見える)ジャン・ガレーのエッグコレクションなどを見るためには、前列の 隙間からのぞき込むしか手はなくて、そこまでの好奇心はあるはずもないのだった。ということで、 星の王子様の星形缶とかテキトーに買いやすいもののみチョイスしたのだった。
挿絵 先日、「莢」11号、キトラ文庫在庫目録が届く。40頁の質量ともに充実した内容にて、こーゆー形 でこそ“目録”といえるのかも、とわが身を反省。一夜千字と題された後書を含む3頁の文章もまた 興味深く、−閉店の潮時を失してーという、これまたわが身に当てはまる事態に苦笑(?)して しまうのであった。ううむ。

ということで、「完本 陰獣」の書影が公開されました。ご予約承り中です。







2018年1月27日(土)
寒波到来
月曜日は予報通りの大雪で、30pは積もったのではなかろうか。一面の雪景色は翌日になっても 大して変わらず、家の周囲を何とか歩けるように確保する。木曜日は、さいたま市で観測史上初の寒波 −9.8度!となり、(なぜ宇都宮や前橋やましてや熊谷より低いのか、、)まさに冗談ではありません。 が、この日に限って早朝から外出の予定があり、いつもより早く起きたら断水状態であった。 ううむ。風の冷たさに辟易しながらも出かけるハメに。いまだ寒波は続いていて、いつになったら フツーの冬?になるのだろうか。
----------------------------------------------------------------------
ということで、体調不良気味につき、本日はこれまで。今月はあと4日しか残っていない、、。

2018年1月20日(土)
降雪予報
本日は大寒とのことで、明後日には雪の予報もありうんざりするほどの冬只中であります。引き籠りの 多い日々にて、昨年の集計など(途中で停滞したままだった)していると、いかに自覚のないまま失速して いったかがわかる?という現実。ううむ。
--------------------------------------------------------------------------
藍峯舎さんの近刊「完本 陰獣」江戸川亂歩/竹中英太郎(二色刷装画16頁収録)、の造本仕様が発表 されました。A5判変形192頁、限定220部(記番)、定価18,000円(税込)との由。刊行は2月中旬予定との ことです。ご予約承ります。
それと、年明けの朗報として、森開社さんの既刊本入荷と先走ってしまいましたが、結局3点のみ。 ただ、以前より多少値引き気味になっていますので、まだお持ちでない方にお薦めします。(「マリの死に 寄せる瞑想」「月と奇人」「腐爛頌」)
----------------------------------------------------------------------------
家の中でもこんなに寒かったっけという位の今冬ですが、不思議に降雪はまだなくて、余計のこと 月曜日がこわい、、、というところであります。

2018年1月13日(土)
左川ちか文献目録
晴天続きではあるけれど、こう寒くてはかないません。福袋ゲットに大騒ぎしている人たちをみると、 不思議に思ってしまうのは時代感覚のズレだろうか。(商品を)選択しないというのはやはり 承服しかねるのであった。
----------------------------------------------------------------------------
昨年末、「左川ちか関連文献目録稿」島田龍著、という貴重な資料を拝受。これは、「左川ちか 資料集成 別冊」東都我刊我書房刊、との由。よくぞここまで、といった感あり。ここまで 追及及び愛される近代詩人とは、、ということで感慨深いものがあります。
----------------------------------------------------------------------------
本日家人はバードウオッチングに出かけた。この寒いのにシンジラレナイ、と、こたつで丸くなる派 の当方は思うばかり。

挿絵 ということで、年末に入れそこなった眠そうな猫など。



2018年1月8日(月)
年明けの朗報
年末年明けと、暗澹たる日々(とある事情により)を過ごしてしまい、やっと冬眠から醒めたような この頃、と言い訳じみてはおりますが、本年もよろしくお願い申し上げます。
-------------------------------------------------------------------------
出版界での明るいニュースなどとんと聞こえてはきませんが、水声社さんより、「シュルレアリスムの25時」 叢書第二期が刊行開始との由。チェコのシュルレアリスム、ジゼル・プラシノス、ルネ・ドーマル、ミシェル・ カルージュ、等が予定されており、、気鋭の研究者の方々の成果を期待したいところです。当方の朗報としては、 森開社さんの既刊本(品切れのものなど)が近日中に入荷予定となります。明細等は後日お知らせいたします。
-------------------------------------------------------------------------
ということで、冬眠中?に日本映画をいくつかTVで見ていて、「ぼくのおじさん」「まほろ駅前狂騒曲」 「探検隊の栄光」「二重生活(2016)」などを面白くみてしまった。先の三作はケラケラ 笑えます。先の二作に出ている松田龍平は、出色というかいい味出していました。
inserted by FC2 system