2015年12月30日(水)
入荷と営業日訂正のお知らせ
本日、「幻想と怪奇」上製本(藍峯舎刊、限定175部、定価18,000円)が入荷しました。
昭和12年(1937年)、版画荘(伝説のプライベートプレス)より限定本として刊行された乱歩の自選短編集の リメイクとなります。オリジナル版では実現できなかった、短編のひとつに1枚ずつの挿画を添えるという、 乱歩が思い描いていた贅沢本への夢を今回の藍峯舎版で実現したというもの。挿画は坂東壯一氏。
また、乱歩没後50年の著作権保護期間の「最後の一冊」として、今月9日に逝去された平井隆太郎氏にも 本書は捧げられています。
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以上、本年ギリギリの入荷についてお知らせしましたが、誠に遺憾ながら(急きょの大展開?)1月3日より 数日の予定で店主不在となります。(旅行に非ず)1月7日くらいには復帰できる見込みであります。急なこと にて申し訳なく、よろしくお願い申し上げます。(メール注文可です)

2015年12月26日(土)
本の海へ
冬晴れがつづく年末。背後に何かがドスンと落ちて、振り向くとやり残した山積みの書類が、、という悪夢を みるこの頃(?!)ああ。 家の外側を何気に見ていたら後方の(普段というかずっと長い間見ていなかった) 窓枠の部分が半ば壊れかけていて、外傷というより内側から朽ちてしまったような状態で唖然とする。
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ということで、来年の春くらいに目録を再び目論んでおり、そのためにも在庫管理の徹底を目指したい ところであります。読み捨てる本と必要不可欠な本、その間の曖昧の海?に漂う本、記念すべき本、誰にも 見せたくない本、運命を狂わす本とじわじわと呪縛の彼方へゆきそうな気配なのでやめておく。 曖昧な中間層を処理する必要があるのだけれど、もうすでに誰もが投げ捨てているであろう、という現実。 そうは言いつつ曖昧さの魅力におぼれていたいというのは甘い考えでしかない。最早。
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世迷言で暮れる1年。今年もおつき合い下さりありがとうございました。郵便局(窓口)の営業日に合わせて 12月30日(水)まで、来年は1月4日(月)よりの営業とさせていただきます。 皆様どうぞよいお年を。

挿絵
PCの不備でUPできなかった山茶花。
10月下旬の雨上がりの朝方。


2015年12月20日(日)
負のメモリアル
風があって寒い土曜日だった昨日は、父親の一周忌法要だった。線香の火が掻き消えるほどの冷たい 風の日であった。そして早や残り10日ほどになってしまった2015年。物故者や事件に明け暮れた(鶴見さんや 野坂昭如、リブロ池袋店閉店、パリの無差別テロなど)負のメモリアルばかりがうかがえるような年、だったかも。
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会期終了数日前にやっと山下陽子展「未踏の星空」(シス書店)へ行く。モノクロコラージュ作品やオブジェ の数々。星形の箱の緻密な作りに感嘆する。作品集(限定千部sり)の特装版30部はほぼ完売の勢いとの ことで、人気ぶりが窺えます。シス書店オーナーは来年の企画に奔走中で、また新たな面からのアプローチ があるとの由。たのしみに待つことに。
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ということで、先日受けた注文品の確保にまたしても焦りまくりという、相変わらず在庫管理不備状態は つづくのだった。

2015年12月12日(土)
『幻想と怪奇』
昨日は午前中に思い切りの良い?雨量(堰を切ったような)だったけれど、昼過ぎには嘘のように晴れ渡り 生温かい風で気温が上昇、夕方には強風という天気の見本市!のような日であった。ううむ、何これ、という かんじ。
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ジワジワと押し詰まってきて、埼玉近美で開催中の“旅と芸術”展もとおに行っておくべきところ、長い 会期をいいことに行きそびれているのだった。LIBRAIRIE6での山下陽子展も会期は20日までなので あっという間に終わってしまいそうで要注意なのでした。
ということでここでご予約承りのお知らせ。

---------江戸川乱歩自選短編集「幻想と怪奇」 藍峯舎 12月下旬刊行予定--------
     上製本 限定175部 挿画(銅版画)坂東壮一 価格18,000円

    (限定200部の内、特装版25部については、版元にお問い合わせください)
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今週の水曜日にやっと<新入荷>7点をUPしました。(2頁目下方) 今頃になって図版の処理の仕方に 目覚めたり、バージョン11に合わせるためのプログラム操作のあれこれに頭を抱える(ワカラナイ) けれど、時がたてば解決するということはあるわけないのであって、そこはそれイージーな性格に 落ち着いてしまうのだった。ううむ。

2015年12月5日(土)
準備中
早や12月。あれこれと思い惑う?ような晴天。数日前にメモを取ったそのメモ用紙が見つからない というジレンマ、果てはアリ地獄のような焦燥感に駆られる年末、であります。
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わがPCもやっと落ち着き、通常の操作ができるようになったはずだったのに、、スキャンがなぜかうまく いかず久々の新入荷UPもお預け状態、困った。それに、バージョンを上げる(上がる)と表示される 挿絵 “カタチ”が変化してしまい、プログラム操作の困難さを改めて認識する。ううむ。Vistaではどうも うまく立ち上がらなかった写真を立ち上げてみる。
自転車の下の定位置に鎮座する茶トラ。近寄っても動じず、悟りの境地?か。
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ということで、新入荷数点を準備中であります。(マガジンハウスのアンアン、オリーブ、エル、 など80年代の懐かしい雑誌、その他図録など)

2015年11月28日(土)
元素の王国
やっと晴れたというくらいに雨が多かった11月。昨日は仕入れがあったというのに、やりくりすれば行けた はずなのに<晴れたからできること>に走り、結局はすっぽかし、、。つまりは在庫の未整理が多いので これ以上はやめときなはれという自粛機能?かも。やれやれ。
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レイミア プレスさんの新刊未綴じ本は木曜日に品切れとなりました。ご注文いただきありがとうございました。 コレクターアイテムとして限定本は当然ではありますが、自棄気味?の新刊にも、少部数で後は作りません、という ものもあってそれなりに躍起になって探すハメになったりする訳で、ままならないものです。
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まったくの興味本位で「元素生活」(化学同人文庫)を買ってみて、電車の友としてパラパラしていると 巧妙なイラストとともに面白く読めてしまう(ほとんど未知の世界だし)のだった。元素の値段ランキングがあり、 ロジウム、ユウロピウム、スカンジウム、なんて名前にのみ反応してしまう。(最高は10万円以上)
興味本位といえば、LINEなるものの設定をやってみたら何とか出来てしまったけれど、そのあとがワカラナイし、 元々不遜な動機なのでそのまま放置状態に、、。うーむ、シンジラレナイかも。

11月21日(土)
パリは燃えているか
13日の金曜日、パリで同時多発テロが発生。まさかの惨劇に言葉を失うばかりであります。 1966年の米仏合作映画「パリは燃えているか」。パリ解放を描いたこの超大作映画を再見したい思いに 駆られる。ルネ・クレマン監督、アラン・ドロン、イヴ、モンタン、J・P・ベルモンドという錚々たる メンバーの青年たちが眩しかったような。
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昨日、レイミア プレスさんの限定本「アルフォンス・イノウエ蔵書票 カタログレゾネ」未綴じ版が 再入荷しました。40部のみですでに満席のところをかき分け?て、という位のもので、ご厚意に感謝するばかり。 興味のある方はこの機にいかがでしょうか。
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新しいPCが届き、あれやこれやの設定三昧の日々。元々Win8.1バージョンをWin7にしてある?ようなので、Win7の リカバリメディアを作るのは自分でやってください、との由。つまり将来的にWin10にするならまずWin8.1にし直 してからということであるらしい。ううむ、メンドーなことでございます。
そんな中、マイナンバーが届く。こちらもまたメンドーな代物で一体全体なぜこんな事態になったんだと今更 ながら蒸し返してみても仕方がないけれど。あれこれ呆然とするばかり。

2015年11月14日(土)
三條通信
すっかり寒くなってしまい、ダウンコートを見かけることが多くなったこの頃。あれやこれやで時は 過ぎゆくばかり(先週に続く“感傷”か)
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レイミア プレスさんの限定本「アルフォンス・イノウエ蔵書票 カタログレゾネ」未綴じ版が入荷 しました。そもそも特装版(30部)普及版(250部、内50部はギャラリーのみの販売)の注文に 出遅れ(というか早期申込みに失敗した)入荷できず。版元のお心遣いで未綴じ版の注文ということに なった。こちらも少部数なので、UPして数日で完売の状態です。追加できるかどうか を問い合わせ中にて、結果はもうしばらくお待ちください。
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昔からお世話になっている、麗文堂書店さんが新潟県三條市へ引っ越された。この度初の目録“三條通信” 創刊号を拝受。今までの市ヶ谷通信同様、<店主の独り言>は健在なり。都内で32年も営業されていたのに他県へ 移るとその地で古物商認可を取得しなければならないとの由。Amazonでのちょっとしたトラブルで出店を見合わせる 羽目になったことなど、環境の変化に伴う弊害はいろいろありそうで、とはいっても新規巻き直しというのも やりがいがあるかも。わが身で思えば、まあ、このまま朽ち果てるのみ、か。うーむ。

2015年11月7日(土)
PC事情その2
早くも11月。寄り道とか迷いとか怠慢とかで追い込まれてゆくわけですが、帳尻合わせはいつも土壇場、、、。 ううむ。(早くも今年の反省)
そんなことはともかく、我がPCも息切れ状態で、5年目のメインPCの初期化はできず、ハードドライブが× だったそうで(プロに見てもらった結果)あえない最期となったのでした。しばらくホコリをかぶっていた Vistaを復活させたものの、どこか正常じゃない-意味不明の問いかけとか-結局ワカラナイのでほおっておく -という場面が時々あるので、いつまでもってくれるのか。ということで新しいPCを検討中。正直なところ Win10はもう少ししてからにしたいし、Win8.1は使いにくさを知人より聞き及び、できれば慣れているWin7に したい(そのうちアップグレードすればいいし、第一Wjn10は高額だし)ということで検討中であります。 何にしてもユウウツな秋の暮でありました。
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前回の続きで<幻想文学>の2頁目を更新しました。書影を7点ほど追加、少しは見やすくなったか果たして、 というところ。


2015年10月31日(土)
新刊など
読書の秋とはいえ、秋風吹きまくり(?)の今月でありました。今月号のある文芸誌を読んでいたら、 仕事中(多分OL)からそわそわと計画をたてていて、それは何かというと直帰して速やかに映画を見る ということでてっきり映画館かと思ったら違うのだった。夕食をそそくさと済ませて彼女は自宅のTVで映画を 見たのだった。他人のことはいえないけれど、自宅慣れしてしまうと映画館への足は遠のくばかりかも。 渋谷のシネマライズが来年1月で閉館とのこと、スクリーンの恩恵を忘れちゃいけませんなあ、と 思うこの頃。
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国書刊行会の新刊が3点入荷しました。すでに4冊目のレオ・ペルッツ作品(垂水氏訳)「聖ペテロの雪」、 ポーランドの「ポー」及び「ラブクラフト」の異名を持つステファン・グラビンスキの「動きの悪魔」。 鋼鉄の蒸気機関車が有機的生命を得て疾駆する14の短編との由。ルードヴィッヒU世のモデル小説「童貞王」 カチュール・マンデス著。シックな赤が映える函装本、となっています。
また、<幻想文学>2頁目を更新中。もう少し書影を何とかせねばということで、来週に持ち越しと なりそうな。お目に留まれば幸いにて。
   

2015年10月24日(土)
初期化の見通し
秋晴れの気持ち良さをしみじみと感じるこの頃。
昨日は、定期検診の後に、特選古書即売展(神田古書会館)へ。JR京葉線というのに初めて乗って東京駅に 出たのだけれど、エスカレーターや階段を乗り継ぎ乗り越えての道のりはまあ一駅くらいあるかもという 位で早くも息切れ状態となった。着いたのは午後3時過ぎで、おそらくは宴の後&潮の引いた後みたいな感じか と思ったらそんなことはなくて結構な人集りでありました。普段お目にかかれない貴重な洋書の数々や、綺羅星 のごとくの稀少本が多くて唸るばかり。(野中ユリの二枚組作品を秘かにねらっていたけれどやはり見当たらず) 一昨日位に思い立ってTEL注文してしまったものが奇跡的?に当選していたので、その他の数点を拾ってよし とする。
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わがPC事情も停滞中ではあったけれどやっと初期化するメドがたちそうなので、果たして無事復活してくれるか どうかというところ。目録制作は年内はあきらめて来年春くらいの見通しに。挿絵 ちょっとした事情については明言できず。(単なるサボリかといわれれば決してそれだけではないのですと、 言葉を濁すのみ?であります)
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ということで、ミニ盆栽を2点買ってみました。香丁木と姫クチナシ。水やりを忘れるととたんに枯れるとの由。 ムズカシそうではあります。

2015年10月17日(土)
昇順と降順
今日は昨日に続いて小雨模様。先週の土曜日は近くの小学校の運動会で、晴れの予想が外れて曇ったまま の一日で気の毒だった。週末はこの校庭を通り抜けて買い物に行くわけで、その日は通路にぎっしりと自転車 が並び、校庭の中央には多くの人集りで賑やかではあった。
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秋の昼下がりは眠いなどという戯言は置いて、久々に恵比寿のシス書店へ行ってきた。四谷シモン「シモンドール」 展。人形七体と“手”のオブジェ(即日完売!とのこと)、パステル画(淡い色調が顔の表情の変化をとらえて いて素晴らしい)など。四谷シモンワールドを満喫できる。(グッズの販売もあり)今月25日まで開催。 オーナーのSさんは相変わらず過密スケジュールのご様子。これだけの空間を取り仕切る手腕に感服するばかり。
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ということで、今回は<シュルレアリスム>の5〜7頁を更新しました。ちょっと整理しただけじゃないか、と いうような出来ではあります。昇順と降順の処理方法について検討中。制作の手順の効率化の話で、これがまた 悩みのタネで堂々巡りのまま未解決となっているのでした。ああ。

2015年10月10日(土)
特選古書展
神田古本まつり「特選古書即売展」の目録が届く。カラーの書影入の頁が半分以上を占める立派な目録。 ながめているといつもながらため息しか出てこない。同業というか末席にいてもいいものかどうかとさえ 思えてくる。まあ居座ってはいるわけですが。洋書の、19世紀の版画集や手彩色挿絵入りの革装など 数点あり。「アンデルセン童話」木版挿画100余点入り2冊揃い32万円也、など。ううむ。果たして注文 できるものがみつかるだろうか、といいつつも会期中には出かけてみたいものであります。
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仕入れ本をつい読んでしまうというのはまああることで、1997年の大島渚のインタビューをパラパラ していると、ーつまりトータルに、そもその映画そのものをそれほど好きではないんだからーという言葉 ー映画をやっていることの居心地の悪さというものがあり、不愉快だからここに居続けて作り続けよう ということはありました。ーナルホドそうだったのかというよくわかったようなそうでもないような、感想。 でついつい更新も滞りがちとなっているのだった。
挿絵 -----------------------------------------------
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いつものキジトラの登場。大きめの箱に鳥のように巣を作るわけはないけれど、うまく入り込んでいる様子。 通りがかって見つけて、数時間後の帰りの時もまだ寝ていたのでした。

2015年10月3日(土)
早や10月。
季節の変わり目というのは(身体的に)きしみを伴うようになり、これはまあ老化という ことなのかも。いやはや。で、先日、近場のスポーツクラブで無料体験デーがあったので行ってみた。 あちこち勝手に見学および体験してくださいという、わりとアバウトなもので久々にプールへ。 うーむ、浅い。ゆっくり泳げるコースは1本のみでちょっと不満。シャワールーム等の設備もちょっと パス。ジムのほうをのぞいてみると、かなり混んでいてその他のスタジオなどもぎっしりの集団?で 動いている。ジムとはこーゆーものなのかとちょっと引いてしまったのだった。
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その後のVista。有線でつないだものの諸設定が1Fなので、PCとプリンターも1Fへ移動。HPビルダーは 何とか稼働してくれたけれど、いまいち使い勝手が異なる。PCのバージョンのせい?なのか、ううむ。 細かい処理がなぜかできずにそのたび焦ったりして、いかにフツー(今まで通り)の状態にするのが困難 なのかを実感(中)。セキュリティーのあれこれやってくださいというメッセージとか、まあ今更ながら PC不慣れ(及び不信?)を再認識した次第。時代に遅れをとるとはこのことかも。
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ということで、やっと<新入荷>7点をUPしました。(2頁目中段)「青空学級」は、合田ノブヨ氏の カラー作品が多く見られて嬉しい1冊。函入りのパステルナークの詩集は、解説も充実していて(作家の 顔写真等)70年代の本の見本?のようなものかも。ということで、ご覧いただければ幸いです。
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