2015年3月28日(土)
おしゃべりな老人
桜が咲きそうだけどまだもう少し、というこの頃。昨日は検査結果を聞くために病院へ。二度のCT検査は どちらも異常なし。セーフではあるけれど、採血の結果1点の数値がクリアできない?ため、3か月後に再検査と なるとの由、ううむ。病院内の昼食時、隣のテーブルにはPCや書類を広げて研究中?の中年の男性がいて、そこへ 一人の老人が来て座り、何やらおしゃべりを始める。書類を見ていた男性は無視もできずに聞いているようで、 気の毒かも、、、と思いつつ、ふと気づくと二人して何やら歓談!していてびっくり。共通項があったのか 老人の巧みな人間性?だったのか。
------------------------------------------------------------------
そんな話はともかく、帰り道にシス書店へ寄る。オープンから1週間ほどたったけれど、人が途切れることなく 訪れているのはさすが。オープニングの日も(大)盛況で、ギャラリーに入りきれない人たちが沿道でたむろ しているほどだった。この空間を一人で立ち上げたオーナー(佐々木聖さん)のバイタリティには感服、敬服 、頭が下がるのみであります。
-----------------------------------------------------------------
「シャルリ・エブド事件を考える」(ふらんす特別編集)を読み始め中。フランスの9.11ともいわれている事件の真相? はいかにというところ。
ということで、今回は久々に<新入荷>(3頁目下方)を7点更新しました。お目に留まるものがあれば幸いにて。

2015年3月21日(土)
雨上がりの猫
今月は検診が3回もあり、昨日は肺のCT,前週は腹部のCTで、これだけとっておけばしばらくはよいでしょう という担当医の話。とはいえこれは一応やっておく検査なのだろうか、とどうも懐疑的。足の痺れが数年の あいだとれず(薬の副作用の為)漢方処方を続けているものの一向に良くはならず、これも懐疑的。
挿絵 すっぱりと縁を切るという選択肢はなかなか行使できず、ううむ。
------------------------------------------------------
挿絵 本日はこれから、お彼岸の墓参り、さらにシス書店のオープニング(新規!)へ行く予定なのであります。 んで、先週入れそこなったノラ猫の写真なんぞで誤魔化してしまうのでした。




2015年3月14日(土)
花粉症の季節
数日前より花粉症がひどくなり、外出時は気が重い。2年前に処方してもらった薬(3年間は有効といわれている オノンカプセルと点眼液)をのんではいるものの、ピタリと止まるというわけでもないので憂鬱ではあります。
某日、税金の相談をしに紹介された弁護士事務所へ行く。今年から制度が変わってしまったので、許容枠に 肉迫?あるいはオーバーしてしまう場合の対処方法を教えてもらう。判例というのか、様々なケースについての 検証を行うためには資料が必要なわけで、事務所内はまさしく書類の山。書棚にはあらゆるジャンルの判例集が並び、 余計な本は1冊もない。(当然か。たまに詩集とかの異本が混じることはないのかとついついながめてしまう)で、 結論からいうと、税務署へ申告しに行ってよく聞いてくること。おそらく支払わなくて良さそうだけど、生前贈与 の形で納めた税金は戻ってこないであろうということ。ううむ。何にしても面倒なことではあります。
----------------------------------------------------------------------
今回は、<シュルレアリスム>の5頁を更新しました。書影を載せようと在庫を探しているうちに時間切れとなり、 所在未確認のものあり、ううむ。この、いつまでたっても未整理状態をなんとかせねばといったところ。やれやれ。 雨上がりの水たまりにたたずむノラ猫、を撮ったのだけれどこちらも時間切れにて次回に。

2015年3月7日(土)
春先の衝撃
3月5日(木)、リブロ池袋店閉店!の記事をみつけ絶句、、。うっそー。遅くとも7月末までに閉店となる そうだ。絶対的というか基地のような場所であっただけに、世も末感?しばし漂うのだった。池袋駅南口の 通りをわたって向かい側にジュンク堂書店ができたとき(一応所属していた)、2回の信号待ちをしないと 入口にたどり着けない(他のルートはあるとしても)ので、一度誰か事故って信号の必要性を訴えたらいいん じゃないかとという冗談がでるくらい、当時はリブロから人が流れてくるよう祈った(?)ものだった。 栄枯盛衰、麦秀の嘆、感慨無量であります。
-----------------------------------------------------
挿絵 ということで、申告書提出もやっと済んだ(いまだ家の手続きはあれこれとつづく)ので、目録作りに とりかかりたい気持ちはあるものの、目前の雑事に阻まれてチャンスなし。
とりあえず今回は、<同人誌>2と3を更新しました。

「左川ちか全詩集 新版」は品切れましたので、ご了承ください。

春うららの温かい日に近所のノラたちがわが家に集合?後ろにいる(ボスみたい)デカトラが不気味。

2015年2月28日(土)
Web照会サービス
平穏な日々(?)はまだまだ先になりそうなこの頃(天気の話)。確定申告はいまだ終わらず、今年から 大幅に値上げになるという税金対策(生前贈与のかたちをとったものが3年分振り戻しになる?とかWhyが 多すぎ)は果たして。後期高齢者医療制度からの通知が、又ですかという位届き、"非通知"の電話は1月たって だいぶ減ったっものの週末にはまだかかってくるのだった。ううむ。
---------------------------------------------------------
ゆうちょ銀行より、郵便振替受払通知表Web照会サービスという新制度ができて、今月半ばより利用可能と なった。何のことかというと、振替用紙での支払い通知が届くのが俄然早くなった(3日かかっていたのが翌日に なった)ということで、初回前払いをお願いしている当方としてはなかなか有難い訳ではあります。 しかし、Web上でダウンロードしてファイルに保存するのはいいとしても、データ入力にいたってはええーっ という位に役に立たず、、の有様。勝手に作ってデータ化するしかないのかも。
-------------------------------------------------------
と、ついつい愚痴めきましたが、合間にアカデミー賞のダイジェスト版を見てしまう。それにしても、 イーストウッドとゴダールの新作上映、、。二人とも84歳、ポルトガルのオリヴェイラ監督は1908年生まれ だし、この映像の魔力?に取りつかれた人たちは一体、といいつつ見逃すわけにはゆかず。作品賞受賞の 「バードマン」とか、ジュリアン・ムーアの「アリスのままで」など、興味津々といったところ。 で、更新は来月に(またしても)延びました。明日はもう3月。

2015年2月23日(月)
百貨店の古書市
土曜日は家人の納骨式があり、終日慌ただしく過ぎてしまった。まあしかしこれで、とりあえず一安心、 といったところであります。
-------------------------------------------------------
池袋リブロ古本市へ最終日の3日前(初日に近くまで行ったのにアクシデントで行けず)に行く。終了日 近いとは思えないほどの人の入り?で、女子学生(だと思われる)が一人で大冊を開いて熟読して(辞書か と思ったら仏文研究書だった)いたり、文庫棚に張りついて離れないおじさんとか、いろいろ。けっこう 広い会場なので計画的に見ないと無理かも、とここで腕時計を忘れたことに気付く。うう。BAGの中の スマホをみれば済むことなのについ面倒で、入口の案内の人(リブロの社員が交代で立っている)に聞く。柱時計が 会場のどこかにあるはずと見廻したけれどないのだった。(フツーの古書展会場には必ずある)ということで、 おおよその時間感覚(?)で見てゆく。猫本コーナーや映画ポスターのところでフリーズ状態になりつつ 一周して20点ほどを抜く。百貨店の古書市というのも最近はすっかり少なくなってしまって、(以前は近場の 浦和や川口であったのだけど)何ともさびしい限り。まあ出歩けばよい話ではある。
-------------------------------------------------------
ということで、ついつい確信犯的に更新は見送りとなりました。もう少し、ジリジリと匍匐前進の構え? ではあります。

2015年2月14日(土)
バレンタインデー(だって)
ただ今、確定申告の為の集計やら何やらの真っ只中であります。今年こそ早く終了させて次に望みたい、 という気は大ありなのだけれど、しかも昨年からやっとエクセルを使い始め(挫折の繰り返しで今まで うまくいかなかった)、何とエライ!機能なんだと今更感心している次第。そうは言いつつ打ち込みが溜ってしまい、 時間はまあ残酷なわけであります。家人のものも煩雑この上なく残っていて、納骨式とこの申告が終わら ない限り自由はない、、、かもという正に冬の時間、うう。せめて気候が緩んで暖かくなってくれれば、 などと降雪の中にいる方々に失礼というものかしらん。
------------------------------------------------------------
新刊書店で、岡崎京子3点を発見!(すべて平凡社)。コミックの売り場というのは、けっこう書店(担当者) の思い入れが現れるもので、そんなガチャガチャしたシリーズものなんかおばはんには無用なんだよと言いた くなるくらい(言いがかりだ)の並べ方で、探し物みつからずのケースもあったりして。まあとにかく、 みつけたからには買わねばというところ。
挿絵 ----------------------------------------------
そんな話はともかく、今回は<フランス文学>5、6頁を少し更新しました。ノーベル賞受賞のパトリック・ モディアノが続々?と刊行されていて、今まで眠っていたあるいは待機状態だった作品がやっと表舞台に 、、というかんじかも。(勝手解釈)何はともあれ読者には朗報であります。

看板の下に潜り込み、上目遣いの黒猫。逃げる気はないみたいであった。

2015年2月7日(土)
ジレンマの塊
身構えていると拍子抜けするような冬の空、寒さは相変わらずのこの頃。先日、ひょんなことから 電話でかつてのR書店同期の女性の声を聞く。十数年ぶりに聞く彼女の声は何も変わっていなくて、 何かの巡り会わせかと、身体の片側が甦った(?)ような思い。K氏やS氏はさる版元へ。M君は 取次へ、Tさんは児童書の版元へN氏は起業したとかの情報。かつてのRはみごとに崩壊したねえ、と しみじみと話し合う。当時は書店が先鋭的というかある種の高揚感に溢れていて、本を作る側と、展示 (毎月の企画とか)販売する側と受け手(読者)のコラボが熱かった?気がして、まあとにかく なつかしさMAXというところ、ううむ。
現在の新刊書店の苦戦ぶりを今更嘆いても仕方がないけれど、Amazonはもはや本屋ではないことは 確かなようで。このジレンマの固まりのような異物?の対処の仕方をどうしたものかと思うこの頃。
------------------------------------------------------------------
ということで、今回は<新入荷>の2頁目からを整理中(各ジャンルへ入れ直し)であります。 よって見苦しい有様になりつつあり申し訳なく。よくよく見ればうそ〜というミスがいまだ消えず。 ううう。

2015年1月31日(土)
刊行の気勢?
金曜日は午前中から雪が降りつづき、寒中極まれりというところだったけれど、午後からは雨に変わった。 路面はぐしゃぐしゃとなり、雪の残っているところを選んで歩く。積雪というには程遠く、屋根と庭先に うっすらと残る程度であった。まだ降るつもり?かしらん。
---------------------------------------------------------------
早くも月末。区役所から届く煩雑な書類に目を通す。原戸籍取得のあれこれに対応していたら、行政書士 を紹介され無料相談に来宅。結局、面倒なことをすべて引き受けてくれるということで、依頼したのだ けれどやはり高額、なのであった。やれやれ。
----------------------------------------------------------------
そんな話はともかく、久々の<新入荷>を7点UPしました。「日本不思議物語集成四 歌謡」は、70年代の 威光か残照?かというところで、よくまあ大判のとてつもないシリーズを刊行したものだ、という感慨。 夫婦函の中には、30p四方位の布(記念の文字が印刷されている) に包まれた総革の本体(革はくすんでいます)挿絵 、革製の栞、天金、ううむ。版元の気概というか意気込みなのでしょうと勝手に納得。現在ではとても考え られない刊行物、なのでは。その他豆本とかまげものとかの渋めのセレクションとなりました。
ブルトンは?、、亡霊?でもいいから生き返ってほしいところ。失礼な話かも。

まさしく亡霊?かもという灰色の毛足が長い猫。
たぶん白が薄汚れてしまったのと毛足がこんがらがっているのとで、
文句ある?という目付きになったのかも。

2015年1月24日(土)
絶望と憧憬の出版史
遅ればせながら、アイデア368号を入手。日本オルタナ精神譜1970-1994 否定形のブックデザイン、、 ううむ。冒頭の日本オルタナ出版史1923-94総合年表(色分けによる詳細な記録)を見ただけで圧倒されて しまい、片手間に読んではいけない、とクギを刺されたかんじ。書肆季節社/湯川書房/森開社/筑摩書房( 吉岡実)/南柯書局/サバト館/小沢書店/等々、当方にとっても土台(?!)のような版元ばかりであります。
ー「文学」とは、その永遠の現在としての最終段階の一歩手前のひと時、金属活字の活版印刷という 下部構造の表面に結んだ美しい夢だった。−オルタナ出版史に関する走り書き的覚え書(郡純一郎氏)より
---------------------------------------------------------------------
アピエ24号(トルーマン・カポーティ特集)が先日入荷しました。編者の金城静穂氏によると、昨年2月に フィリップ・シーモア・ホフマンが急逝(46歳!)したのが一つのきっかけとか。アカデミー主演男優賞を受賞した 「カポーティ」2005、は彼が主演していて、確かに作家の偏執的な人格をみごとに現していたけれど、 「ブギーナイツ」「マグノリア」の変人?とか、最近の「25年目の弦楽四重奏」の第2バイオリン奏者の役とか どれも独特の存在感を醸し出す特異な俳優だった。と、つい脱線しましたが、今号には、林哲夫氏による 美しいコラージュ作品2点入りなどもありお得な1冊かと思われます。また、シネマアピエの方は次号で 最終号となる予定とのことです。お知らせまで。

2015年1月15日(木)
初荷はブルトン
年明けから晴れの日が多く、乾燥状態が続いていたけれど、今日になってやっと恵み?の雨となりました。
エディション・イレーヌさんの新刊「マルティニーク島 蛇使いの女」アンドレ・ブルトン、が入荷しました。 年頭からブルトンとは、波乱かあるいは高揚か幻惑?かという判断しかねるかもしれない幕開け、かも。 カリブ海の島マルティニークの豊穣たる神秘をめぐって展開する、待望の完訳版ついに刊行というところであります。 マッソンのデッサンが(9点のうちの7点)別丁綴込(一部特色刷)というのも素晴らしい。税込2,430円也。この価格で 大丈夫でしょうかと聞いてみたい気がするくらいですが、是非、いかがでしょうか。
-----------------------------------------------------------------------
当方家人の葬儀も無事済んで、と思いきや納骨式のあれこれや役所の手続き(更に年末に亡くなった親戚の法事が 今週土曜日にあり)など雨あられ、、。はたまたどこから聞いたのか、仏具や墓地などの宣伝TELが日に数本も かかってくる、ううう。もうしばらくは落ち着かない時間となりそうであります。

2015年1月6日(火)
淑気満つ神の松より翔ぶ鴉

新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます


元旦の早朝、家人の入院している病院よりTELあり。チアノーゼが上がり、30分ほどで亡くなったとの由。 すぐに病院へ向かう。、、まだこちらを向きそうな気配を残したまま永眠。それからはどう時が過ぎたのか 気が付けば外気が冷たく、とても寒い日であった。
ということでもろもろの手配に左右される日々。通夜、告別式の日程は唖然とするほどの遅さで(時期的なもの ではあり)その分時間があるようなものの、やり残したこと(100頁くらいの句集をプリントして、家人に見せたところ だったので、それを何部か作る)をかたちにしなくてはというところではあります。
冒頭の句はその句集から選んだもので、年末に会いに行ったときに投稿誌の新刊を渡したばかりであった。
---------------------------------------------------
ということで、更新は宙吊り状態にて申し訳なく。漠然とした予定では、春頃に久々の目録を考慮中であります。
inserted by FC2 system