2014年12月27日(土)
更新なし
週明けに家人の入院先の病院から連絡があり、2日後に転院との由。10日ほど前に、インフルエンザA型 に罹ってしまった(家人が)ため、様子をみたのちの転院となった。2日ほど高熱が続いたもののその後は ほぼ元の状態に戻り、個室(隔離)でのんびりと過ごしていた。病院初の患者(?!)とあって、 かなり警戒していたもよう。ということで、クリスマスイヴに転院。点滴をしたまま介護タクシーで移動 (30分ほどかかる)。転院手続きに数時間(担当医との面談、備品の調達等)かかり、ぐったりして帰宅。 ううむ。本人はといえば、各種検査を受けつつも、さほど変わらぬ環境なのですぐ寝入ってしまったのだった。
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ということで、今年もあと数日。見逃したもの、やり残したものは数知れず。来年こそはひとつずつクリア してゆくつもりで臨まねばと自戒、はするもののどうなることやら。
本年もまたありがとうございました。今月は30日(火)迄、来年は1月5日(月)より通販業務を開始します。
皆さま、どうぞ良い年をお迎えください。

2014年12月20日(土)
早や、カウントダウン
やっとおだやか(そう)に晴れた金曜日。昼過ぎに歩いていて、ふと見上げると凧?かと思ったら、電線の 挿絵 メンテナンス作業中の方々でした。めずらしいのでパチリ。
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今月の21日で終了してしまう「道」大月雄二郎展(シス書店)へ木曜日に行く。又もや滑り込み。暗い色調ながら のどかな田園風景が心地よく広がる大判のタブロー。小判の作品もまた素敵だけれど、猫のスケッチ (クロッキー?)が人物画のようで見入ってしまったのだった。そしてこの会期終了後は(突然の)閉店!。思い切りよく 年内で決めた、とオーナーのSさん。ううむ。来年の春には復活オープン予定との由。やりますねえ。 見守る外野席?みたいな心境ではあります。
挿絵 ------------------------------------------------------------------------------------------
今回は、<新入荷>を10点UPしました。(3頁目下段)やみくもというか、まああれこれといったところで あります。

背中に枯葉をくっつけたまま、恨めしそうな目をした猫がいて、動じず。何かあったのか、たんに性格?かも。

2014年12月13日(土)
読書未満
週明けに、家人が入院中の病院より連絡あり。長期療養形の病院への転院を奨められる。(いままでいたリハビリ 中心の老健施設では点滴を受けられないため)2日後に紹介された病院へ面接に行き、約2時間、規定事項や入院に 関する説明を受ける。回復した時点で特養へ移ってもらうための特養施設のリストを渡される。(ここまでしなく てはいけないのか、と唖然)本人は、内臓が弱ってきていて胃ろうもままならぬ状態に陥っているにもかかわらず、 ベッドに寝た状態で新聞を広げて読み、週1回の碁の新聞を繰り返し読み、毎月の俳句同人誌を読みふけるのだった。
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やはりなにやかやと雑事が押し寄せてきて、マコト12月は慌ただしい。肝心の仕事といえば、このところ無風に 近い状態で、注文を受けた1冊を探しまくる日々。(うう、時間のかかりすぎを陳謝。せっかく整理した意味がない ほどの記憶の澱み?かも)
ということで、週の初めに新刊を4点ほどUPしました。「谷中安規 モダンとデカダン」は、編集者の熱意と造本 が相まって素晴らしい1冊。パトリック・モディアノの魅力満載?の「モディアノ中毒」、諏訪哲史氏の偏愛書リスト、 「エリア随筆 正篇TU巻」など、お目に留まれば幸いです。こうバタバタしていると、年末年始をアテにした本の 購入が増える?かもしれない。そうあってほしいと願うばかりであります。

2014年12月6日(土)
菅原文太氏追悼
朝夕めっきり寒くなってきたこの頃。プリンターがとうとう機能しなくなったので、近場に出来たT電気 へ行く。そこそこの広さの何でもあります的空間に、お客様はまばら。Canonの廉価版本日限り約6千円、を購入。 (さる方よりの奨め有)係の人はタブレット片手にさんざん高性能の他の機種を奨めてくれたけれど、振り切って(?) 持って帰る。早速カラーの両面印刷をしてみたら、以前のものより早いし、発色も良さそう。ただ、スキャナーの 接続で何やかやと戸惑ってしまった。ううう。
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ーその客はいつも専門的な書籍について問い合わせてきて、なかなかすぐには答えられず、電話で注文を受けても 在庫がないものばかりだったりする。ー12/3、朝日NP天声人語より抜粋 こういうお客様はめったにいないとはいえ、 その問合せがあると張りきって調べたりしたものだった。と、昔日の仕事を思い出したりしてしまう。菅原文太氏死去 ー無農薬とかエコ関連の本だったのか、今更ながら探究書を知りたいような、、。深作欣二監督「仁義なき戦い」シリーズを 連続ドラマのようにほぼ見てしまっので、戦後の、焼跡の、広島のあの場所から立ち上がった広能昌三(役名)の アンチヒーローが心に残る。強烈な深い澱のような人間性を提示したのではなかったか。ご冥福をお祈りします。
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ということで、今回は<雑誌>4頁目下段に、「鳩よ!」バックナンバーを8点UPしました。詩を何とか読ませたい という熱意?が伝わるような作りだったのでは。

また、昨日広島在住のH氏より生牡蠣をお送りいただく。何という至福、、。牡蠣とワインの夕べがつづくかも。

2014年11月29日(土)
ルネ・ドーマルの絵本
振替休日後の火、水と2日続きの雨で意気消沈気味。で、iPhoneのWi-Fi設定の不具合(パスワードを 何度打込んでもエラーとなる)を聞いてみようとAppleサポートへTEL。あれやこれやの指示の もと小1時間もねばってやっと更新(データ消失は免れる)する。これでダメだったら復元(データ消失) しかないと言われたけれど、そこまでやる気力はすでになし。結局Wi-Fi設定は元のままで、なんのこっちゃ 、、うう。雨降って地固まらず、の有様。
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ということで、「空虚人と苦薔薇の物語」ルネ・ドーマル、を書店でみつけ購入。「類推の山」の中の 一節を取り出して絵本として刊行したというもの。建石修志氏の挿絵に満ちあふれたー神話とも寓話とも 感じられるこの架空の伝説(巌谷氏解説より)は、いかにも手に取りやすく、購買意欲をかき立てられる かもしれない。そして河出文庫版の「類推の山」へと導くことができれば本望?なんだけど、、果たして。
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ということで、今回は<幻想文学>の3〜5頁の欠番更新をしてみました。ご覧いただければ幸いにて。
近所の、紅葉というか落葉の具合を撮ってはみたけれど、枯葉の吹溜り、、でしかないか、ということ で、ボツとなりました。遅すぎたのかも。

2014年11月22日(土)
ああ、フランス映画社
昨日の午後、大宮駅西口へ出ると、早くも選挙のアナウンスを流していて騒々しい。今更何のための解散か 、と思わずカッとなりそうだったけれど、そんな(?)ことで怒っている場合ではなく、目の前の対処の あれこれで手いっぱいなのだった。
久しぶりにユリイカ(10月号、ラース・フォン・トリアー)を購入。嫌いだと言いながらもつい再見して後悔し 、それでも長々と論文を書いてしまうという評論家の心境がわかるような、破天荒な映像作家ではある。
それにしてもここ数年のユリイカのバックナンバーをながめると、B級グルメ、ゾンビ、クマ、BLオン・ ザ・ラン!、とかワカラン、、ものもあってううむと溜息。時代とのズレがどの程度かという一種のバロメーター になりえるかも。
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フランス映画社破産!という小さな囲み記事を数日前に読んで、ああ、、とここでも溜息。えーとばかりに驚く というよりは、そうなのかというあきらめにも似た感情に陥ってしまう。PR誌ちくまで「インディペンデント の栄光・ユーロスペース」が連載中で、あの、よき映画体験の日々はとおにかすんでゆくばかり、なのかしらん。 といいつつも、新作や旧作のあれこれを追いかけたい気持ちは持続中ではあります。
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ということで、HPの更新は停滞中につき、来週となります。
フランス映画社さんへ。タルコフスキー、エリック・ロメール、ゴダール、アンゲロプロス、その他貴重な映画体験 に今更ながらの感謝を。ありがとうございました。

2014年11月15日(土)
濃霧の朝
13日木曜日の朝、窓を開けると景色がぼやけている。さいたま市は濃霧の朝とのことで、放射霧という めずらしい現象との由。こーゆー時こそ撮っておくべきだったけれど後の祭り。しばらくすると晴れてきて 幻想的?なムードもほどなく消えてしまったのだった。
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ということで、最早すでに11月も半分を過ぎてしまい、寒くなる前に何とか本の整理をしなくてなならない。 手つかずの倉庫の奥を徘徊。出版社目録が山のように出てきて、今も現存しているのかあやしい版元とか、 新書文庫目録、今はなき鈴木書店の手書きの新刊案内!とか、あわわとタイムスリップしてしまいそう。 そんなヒマはないので、ほとんどを処分せよといいながら捨てられぬものもあり。とりあえずスペースを 空ける。思いがけない(ま、忘れていたわけですが)出物もあったりしてマジにほんとおに時を止めたい 、、、のだった。うう。
挿絵 -------------------------------------------------------

ということで、今回は<短詩形>の1頁目を4点更新(2頁目1点)しました。年代を遡るとさすがに 手に負えない(ワカラナイ)もの多し。そうもいってはいられないので、順次更新の予定ではあります。

2014年11月8日(土)
酸素飽和度
週の前半、入院中の家人の容態が急変したとのことで、夜半に駆けつける。呼吸困難に陥って 酸素吸入器を付けている状態で、しばらく様子をみながらその日は病院へ外泊。簡易ベッドでは眠れないかも と思っていたら、時々見廻りにくる看護士さんの気配を感じつつも結構眠っていたらしい、、。翌朝は 酸素飽和度も落ち着き、苦しそうだった表情も和らいでよく眠っている。看護士さんに促されて帰宅。 そして2日後、何事もなかったかのように新聞を手にしている家人がいた。やれやれ。このまま安心とはいかない までもひとまずほっとしたのだった。
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そして、iPhone4から6へ。かなりスリムになって、スタイリッシュな紳士?(Space Gray)のようではある。 この先機嫌を悪くしないで付き合ってほしいもの。といいつつ、TELが一度では繋がらないとよく言われる 位のつれない持主ではあるのだけれど。まあしかし、ちょっとワクワクしてしまうのは確か。
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ということで、今回は新入荷を7点更新しました。(<新入荷>の3頁目)「季刊 写真映像7号」は、まさに 70年代の雑誌というべきかも。贅沢な造本やコラム(中原祐介/実相時昭雄/石子順造など)があり、特別附録 の折込カレンダー(休日だけのカレンダー?)が付いている。(辰巳四郎/佐伯俊男/マッドアマノ/篠山紀信/他) ご参考まで。

2014年11月1日(土)
読了に至らず
早くも11月。秋晴れが崩れて本日は終日雨のもよう。火曜日に又しても通院。甲状腺に4mmの影、、 と言われたものの、担当医は特に問題なしとの由、ほっと一安心。
帰りの電車内にて、隣に座った女性(20代)がおもむろに取り出したのが文庫本で、しかもきれいな 布装のブックカバーを付けている。もうこれだけでほおと思い、ほとんどがスマホを親指でスクロールして いる人たちばかり見ていたので、嬉しいようなヘン?な仲間意識のような気分。何を読んでいるのかな 、とばかりちょっと盗み見?をしてみると、日本の小説のようだった。ま、しかし、10分くらいたったころ には本を開きながらも眠りに入っていたけれど。 ということで最近の読書記録としては、「ミレニアム」全3巻(各上下巻)(リスベット最高かも)
挿絵 「きみは赤ちゃん」川上未映子(抱腹絶倒!)「東京から 現代アメリカ映画談議」(タランティーノの 軌跡&奇跡)「キャットニップ」大島弓子(「グーグーだって猫である」のドラマを見ているのだけれど、 先の映画では小泉今日子、今回は宮沢りえで、監督はどちらも犬童一心。うーむ、何なのかこの学芸会的 ファンタジーともいうべき作りは。映画で辟易していたのでやめればいいものをつい猫が見たくてみてしまう のだった)あとは読みかけが4〜5冊ほど。行方不明有、ううう。

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ということで、今回は月末&月初めのあれこれで更新はパスしました。悪しからず。
近所の裏庭にいた黒縁猫。怯まない態度は立派かも。
 

2014年10月25日(土)
月街星物園
終日の雨が二日つづき、やっと晴れた昨日、特選古書即売展(神田古書会館)へ。会場に入ると 黒山のひと集りの棚もあれば少ないところもあり、おおむね混雑していた。そこそこの収穫。その後、 三省堂書店へ立ち寄る。毎年恒例の神田古本まつり(25〜11/3迄)の準備中というか、すでに通路側には ブースができていた。で、久々の三省堂は、レジはすべて1Fで(ジュンク堂方式?)、と変化していた。 さすがにジャンル別の区画整理はよくできていて見やすい。ただし、充分な時間が必要なことは確か であって、そそくさと目的買いに走るとソンをする気がしたのだった。
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その後シス書店へ。「まりのるうにい展」(26日迄)、独特の空気感あふれる作品が展示されていて、 興味深いものがありました。新たに再刊した「月街星物園」は、瀟洒な造本(オーナーの佐々木氏制作) で美しい仕上がり。ポストカードも5点制作されていて、各々購入。こちらも訪れる方は途切れることなく、 盛況であった。すぐ隣のFmという新しいギャラリーで、「少女アリス」沢渡朔写真展開催中に付、こちらも ちょっと拝見。73年の初版から、新たに今月刊(河出書房新社)とのことでその記念展との由。ううむ。
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ということで、今回は<同人誌>(3頁の下方)を4点更新しました。よろしければご参照くださいませ。

2014年10月18日(土)
五反田まで
金曜日。早朝(といっても9時過ぎ)から出て病院へ。担当医が出張中とかで別の医師だったけれど 待ち時間2時間。ううう。結果を聞くだけなのに、、そして不安材料発見につき又しても予約が増えた のだった。このタイムロスで予定が狂い、五反田の古書展を久々にのぞいた後、「まりのるうにい展」 (シス書店)へ行くはずが、五反田まででタイムアウト、ううう。その古書展(アートブックバザール) は帯に短し〜のもの多く、なかなか拾えず。「月街星物園」8,640円、これでは買えないしなあと、物色 すること1時間+α。やっと5点ほど決める。この時点で体力気力消耗状態。ああ情けなや。シス書店は 後日出直すことに。
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久々に七月堂さんの新刊が1点入荷しました。榎本櫻湖(さくらこ)詩集。「空腹時にアスピリンを 飲んではいけない」というタイトル。他に「扁桃腺から覗く映画館」「座礁した鯨たちの亡霊が街を 徘徊している」など刺激的?なタイトルの八篇。言葉のコラージュというより、攪拌され抽出された、 というかんじはシュルレアルかも。といったところであります。限定400部sり。
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今回は、新入荷を6点(<新入荷>3頁目)UPしました。お目に留まるものがあれば幸いにて。

2014年10月11日(土)
運動会日和
午前中に通りかかった近くの小学校では、運動会が始まっていた。ズラリとみごとに並んだママチャリ の間をぬって走りながら見てみると、父兄参加の競技?らしく、嬌声とともに大勢の人たちが集まっている。 遠目では何の種目やら見当もつかない。で、郵便局本局へたどり着く手前の公園でも、それらしき嬌声と 音楽が鳴り響いていて、何と運動会日和であることよ、という感慨。
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パトリック・モディアノ氏がノーベル文学賞を受賞。1945年生まれの氏は、ヌーヴォーロマンには身を置かず、 抒情的でミステリアスな作品を発表していて、フランスでも人気が高いとの由。「暗いブティック通り」で 78年ゴンクール賞。映画化されたものもあり、初期の「パリ環状通り」も邦訳されていて、当方で扱った 記憶有。記憶(過去)やアイディンティティーを探究した作品は、いわゆる“小説の王道”なのかも。
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ということで、久々に水声社さんが数点入荷しました。(4点の新刊と、他に5点ほど<シュルレアリスム> 7頁にあり)毎回の嘆息ながら、よくぞ出してくださいました、というものばかりで、特に「ジョルジュ・ペレック 伝」の大冊を見よ!ということなのでありました。

2014年10月4日(土)
メールの不具合
9月30日(火)の午前中(9時過ぎ)より、ヤフーメールの不具合(ヤフー内部の問題との由) が延々と続き、最初はすぐに復旧するものとナメ(?)てかかっていたらさにあらず。何と 10月30日(金)までダメで、今日になってやっと復旧した。ヤフーのおよそ8%のユーザー (400万ID)の中に入っていたということで、その間もう一つのアドレス(maldoror003)は無事であった。 (新パターンの更新を面倒がったのがまずかったのかも)この期間にメールをいただいた方には、 ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。このところ秋枯れ状態でもあり注文はなかったものと 推察するもやはり待ちぼうけのあいだは、アドレスの登録変更をするところもあったりと、けっこう ダメージがあったのでした。
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ということで、早や10月。遅々として進まない片付け作業中に付、更新待ちの本は増えるばかり。 つい余計な猫写真の作成とかにトーヒしてしまい、それも大してうまくはゆかず、うう。
そんな中、日本で患者が20人しかいないという“メネトリエ病”に罹ってしまった方(その(?)筋で 知らぬ者はいないという古書店主)より葉書が舞い込む。当方の目録があればというありがたいお申し出 ながら、その意に沿うことはできず残念無念。“とおに夜半を過ぎて”というか、とおに気力を失って、 というべきかも。いやはや。ということで、読書の秋でもある訳なので、文庫でもかっこつけの大冊でも 小脇に抱えてお出かけ下さい。って無責任な物言いではあります。
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