2014年6月28日(土)
観てから読む?
今週こそ「ぬえの虎展」(LIBRAIRIE 6)へ行こうと思っていたのに、結局あれやこれやで 行けず。火曜日から自宅介護トレーニング(胃ろう、吸引、その他)が始まり、正午前後2時間くらい教習 を受けている。想像以上にタイヘンである。ううむ。
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「ビル・カニンガム&ニューヨーク」2010年米/仏 リチャード・プレス監督。85分のドキュメンタリー を観て感動。80歳を超えてもなおNYの街角を自転車で走りながら写真を撮り続ける。大好きな街だという パリで購入した清掃員用のブルーの“上っ張り”を常に着て、ファッショナブルな人々を被写体にして、 タイムズ紙でコラムも連載。何よりその感性と持続力に脱帽してしまう。 挿絵 また、つい捨て鉢?で北欧ミステリに手を伸ばす。今更ながらの「ミレニアム1」著者のスティーグ・ラーソン は2004年51歳で死去、となるとなぜか俄然読みたくなる。まだ半ばながら読み進むうちに映画の場面が よみがえり、けっこう忠実かもと思いながら読むのも面白いようなところであります。
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今回は、出版社特集<リブロポートの本>を更新(1点追加、5点ほど図版入れ)してみました。 まだまだ探したいもの多く、時間切れの感じではあります。

自転車の陰に潜む?のら猫。

2014年6月21日(土)
更新1回パス
蒸し暑さMAXの梅雨の只中。家人の胃ろうが始まり、点滴と違って栄養剤が入った(看護師さんは ごはんですよと言いながら設置してくれる)せいか、顔つきもよくなってきていて、話しかければ返事を するくらいに回復。「六時、、、」というのでよく聞くと野球を観たいとのこと。今はサッカー一色の ことでもあり、気の毒ではある。ケアマネージャーの方との相談が繰り返し行われ、介護度の再認定、 嚥下リハビリ、入浴、訪問看護などが一挙に押し寄せてくることになった。24時間任せられる施設も 検討したけれど即入居というわけにもいかず、とりあえずは自宅でやってみることに。いやはや。
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ということで、空き時間はつい(無駄な)買い物に走ったりしてHP更新は置き去りとなった。悪しからず。 気を取り直して来週には、というところではあります。

2014年6月14日(土)
待ち姿勢
月曜日、久々の定期検診で外出。甲状腺の超音波検査を受け、その後漢方外来へ。身体の冷えを改善 するのは並大抵ではなく、長時間蓄積されてしまった冷え体質はおいそれとは元に戻らないとの由。 たんに薬の副作用のせいではないと言いたい?のかも。ううむ。家人の方は、本人の希望があり 胃ろうの手術をすることに。ただただ見守るのみの日々。
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挿絵
今回は<新入荷>を7点UPしました。(1頁目下段)1970年代に刊行された美術全集というのは、 なかなか贅沢な造本(印刷)だったのではないか挿絵 (新潮社の創造の小径シリーズとか)と、今更 ながら思ったりして。ともかくも何かお目に留まるものがあれば幸いにて。 それにしても、E・プヒプヒさんの3点を先月下旬より首を長くして待っているわけですが、今のところ 連絡なしの状態です。もうしばらくお待ちください。
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毎年恒例の、ハイビスカスと雨の中で咲いたユリの2ショット。

2014年6月7日(土)
大いなる闇の獣
早くも梅雨入り。近辺に大雨警報が出るほどで、昨日の夕方など7〜8分歩いただけでびしょ濡れに なった。ううむ。家人の入院も長引いていて、一時は誤嚥性肺炎といわれ、微熱が続き心配したけれど 5日ほどで熱が下がり、生気が戻った。それでもまだ、食したり読んだり見たりという日常には戻れず にいる。長期戦になりそうな気配。
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ということで、今回は<限定版・稀少本>を更新(新規4点と図版入れなど)してみました。もう少し 見やすい頁にならないものかと思案中ではあります。ほかにないのかと問われれば、まああるような ないようなという曖昧かつ怠慢さではあります。ううむ。
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「それでも猫は出かけてゆく」ハルノ宵子著、を読む。あの、吉本隆明氏のご長女で漫画家の著者は 何とねこの“達人”であることか。吉本氏が溺愛したフランシス子や、女優然とした白猫シロミをはじめ 猫相関図に登場する数々の猫たち。その姿態の描線のみごとさとともに、猫の本質は“大いなる闇の獣” だという著者に感服した次第でありました。

2014年5月31日(土)
猫動かず
朝から真夏のような暑さで辟易。猫が地面にベタッと座り込んで動かず。
勢いよく伸びた蔓に阻まれて、別棟二階の書庫へ行くのも結構大変。日頃から行き来していれば こんな様にならなかったんじゃ、、と揶揄されているようでもある。ううむ。
家人の入院中につき、病院の往復と発送作業に明け暮れた(?)月末。古書展にはとうとう行けず 仕舞いでありました。
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HP表玄関?の動画表示がしばらくほったらかしになっていたので、ほぼ全点入れ替えました。 先日入荷した、ハンス・ヘニーヤーンの「岸辺なき流れ」上下巻は、ジョイスやプルーストと比肩 される20世紀文学の大金字塔!で、遂に翻訳なるという記念すべき刊行との由。700頁2巻の 分厚さに思わずたじろぐわけではありますが、挑戦者はいかに。

ということで、動きの鈍い猫を狙い撮り?して、久々に看板にUPしてみました。ちょっと涼しそう ではあります。


2014年5月24日(土)
ギーガー死す
先週入荷したばかりの2点が(当方としては)瞬く間に売れてしまい、現在追加待ちの状態です。 (ご希望の方はご予約承ります)
このところの新刊は目覚ましく、限定本「黒蜥蜴」、ナディーヌ・コボー作品2点(エディション・ イレーヌ刊)と、本日国書刊行会の新刊入荷。(諸事情により、更新は明日になります)さらに、 エディション・プヒプヒさんの復刊3点も近日中ということで、まれにみる盛況ぶりであります。
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そんな中、今週半ばに家人が入院することとなり、あれやこれやで時間が擦り切れ気味の有様。 ううむ。
H・R・ギーガーが亡くなり、あの粘着質の気色悪い“エイリアン”を思い出しつつ、最近嵌っている レイ・ハリーハウゼンの特殊効果の造形(恐竜や骸骨や神話の神々など)について書こうかと思った ものの時間切れ。
ということで、書籍紹介に「完本黒蜥蜴」をUPしました。ご覧いただければ幸いです。

2014年5月19日(月)
新刊入荷
挿絵 新刊ラッシュであります。エディション・イレーヌさんより2点が本日届きました。
ナディーヌ・リボー氏については、シス書店のコラージュ展の時に拝見していて、その コラージュ力?に驚嘆していたものです。(この図は、「揺れ動く秘密」2013)
早くも作品集刊行(日仏同時初刊行との由)
山下陽子氏の作品との競演のようでもあり、ファンには見逃せない1冊かと。お二人のサイン入りです
それにしてもこの価格で入手できるのはありがたい気がいたします。(本日、FAXにて注文いただいた 方など、追加注文もお受けいたします。それにしても17日入荷の2点がよく動いています)
ということで、是非にとお薦めいたします。

2014年5月17日(土)
綺想礼讃
11日、松山俊太郎氏死去、享年83歳。とうとうという感慨ばかり。
ご冥福をお祈りします。
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このところ家人の体調があちこち崩れてしまい、朝早めに病院へ行き4時間待ってやっと帰宅、とか 翌日は歯医者へ連れて行くこととなり、いつの間にやら時がたつ、というところ。
そんな中、昨日、藍峯舎さん第三弾「完本黒蜥蜴」見本が届きました。何という素晴らしい造本。 乱歩と三島作「黒蜥蜴」の初競演であり、多賀新氏のオリジナルエッチング一葉が入っている。分厚い 函装、天金、背黒色染牛革仕様の、限定版220部となっています。頒価は1万9千円との由。この機を 逃すと大変?かも。あと数日で入荷の見込みとなります。(ご予約の方には、入荷次第お送りい たします)
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又、本日新入荷が2点届きました。「富ノ澤麟太郎文集」と「倉田啓明文集」共に戦前の作家の 短篇集で、編集、発行人は憑散人、各63頁、頒価各500円となります。倉田啓明については、山崎俊夫 氏<あらゆる悪徳に対して不感症な男であったが文学的には悪魔のような魅力を持った男である> と、評したとの由。興味のある方は是非いかがでしょうか。

2014年5月10日(土)
危険水位
連休中は(右肩の療養もあることだし)置物の猫?のように大人しくしていたわけで(さすがに ちょっと散歩をしてみたけど、歩数計は2千を少し超えただけ、、)はあるけれど、休み明けは バタバタとした日常に戻ったのでありました。
とりあえず買っとく新刊というのが溜ってしまい、約1箱分、ううう。宮田珠己氏の「ひるね優先 読書録」(本の雑誌)には、机上にあふれ返った本や資料の束の先にPCのキーボードがあるという、 すごーい環境であるらしい。ベッドの上こそ落ち着いて仕事ができる部屋で唯一のスペース、、 との由。さすがにそこまではいかないとしても、危険水位に近づきつつあるようなないような。
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エディション・プヒプヒさんの復刊フェア3点についての連絡有。今月20日頃の出来予定との由、 もうしばらくお待ちください。
今回は、文庫の4頁目をリニューアルしました。1〜3頁に各1点ほどの更新あり、値段見直しのもの などもあり、お目に留まれば幸いにて。

2014年5月3日(土)
右腕の効用
いつのまにか5月。数日前に、ちょっと右腕がしびれているなと思っていたら、夜半より急に痛みが 走り、動かせず。えー、なぜにと思う間もなくその夜は痛みでよく眠れず、翌日病院へ。40肩だそうで 2週間はあまり動かさず過ごして、その後に動かすようにとの由。注射と薬を処方してもらう。ううむ。 カルテに記入をといわれても書けないのではと思ったら手首だけは動くので何とか記入。いやはや。 石灰沈着性腱板炎→突然発症の肩の痛み。片方の肩が発症してしまうともう一方も発症する確率が 高い。これを防止することは難しい(以上、Wikpediaより)冗談ではありません。
これで連休の予定がすべておジャンか、、、しかし大した予定ではなくて日頃溜ってしまった書類 整理とかノート記入とかなので、結局こーゆー怠慢体質は持続したままとなる。じっとしていろと 言われれば喜んでということであるとしてもあとはどうなることやら。6日ほど経過した現在は、力が 入らないだけで痛みはほとんど取れているのだけれど。
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昨日、PEGANALOST 14号が入荷しました。久々の刊行で編集のご苦労がにじみ出て(?)いるよう ではあります。ダンセイニ好きの方、必見かと。

2014年4月26日(土)
王の道
終了日3日前にやっと“宇野亜喜良 王の道”展(シス書店)へ。何と精力的な作品の数々。 石版粘土のオブジェ、タロットカード、星座十二宮、エンブレムをテーマとしたミニタブローの展示 など、宇野ワールドには恐れ入るしかないかも。数年前に刈谷市で行われた展覧会図録(ビロード?布 装による大冊!)を拝見。何とか入手したいものであった。
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今回は、新入荷を6点UPしました。(2頁目の中段あたり)外文多し。カフカの新校訂版全集の池内訳 全6巻とかアーサー・ラッカムの挿絵がふんだんに入っているグリムの3巻ものなど。そういえば、 本の雑誌5月号の東京創元社探訪記がなかなか興味深いものでした。翻訳しつつ編集って、フツーの ことなんだと再認識?したような次第でありました。
挿絵 ------------------------------------------------------
おまけ:今週の信じがたい光景
@スマホでメールを打ちながら歩いてくる女子(キャリアウーマン風)がいて、目線は変えずちゃんと人を 除けて歩いている。スゴッ。A通りがかった団地の階段のところで、70代と思しきお婆さん(爺様ではなく) が、自転車のタイヤを外して修理していた、、。B尻尾をピンと立てて歩いてくる猫に遭遇。飼猫のように なついてくるのであわてて撮ってみました。

2014年4月19日(土)
風のいたずら
よく晴れた春の日、かなり前から行きたかった古書店へやっとたどり着く。開店して4年半になるという “しまぶっく”さん。店主のW氏は、大手の新刊書店を渡り歩いたベテラン書店員だったし、私はJ店で 数年お世話になった。まあしかし、久々の都内遠征?で、地下鉄の乗継に焦り、地上に出たところで目当ての 通りがみつからず、こーゆー時こそiPoneでしょとはいうものの、焦っていると思い浮かばず。ううう。 挿絵 それでも何とか到着して店前をパチリと隠れ撮り。この店舗に移って1年とのことで、明るく陽が差し込 んでいて、ジャンル別に区分けされた棚は個人の書棚のようでもあり、魅力的だった。近代美術館も 近場にあり、その企画によって人出が違うとの由。じっくりと満喫(4点ほど購入)してから、深川の 案内パンフをもらい、歩いて10分くらいだという、古書ドリスさんへ向かう。とにかくどんどん歩いていって 左に曲がるということでアバウトながら歩き出し、大きな交差点で案内パンフを広げたら、、サアッーと あざ笑うかのような風が吹き、パンフを飛ばされてしまった。すぐ追いかけても車の通行量は多く、あっという間 にとび去ってしまった。アイヤー。それでも橋を渡ってどんどん歩いたもののやはりみつからず。 時は迫り、森下駅まできて断念。再度訪れることを胸に秘めた?のでありました。
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そんな失敗談はともかく、エディション・プヒプヒさんの復刊フェア3点についてのお問い合わせ有。プヒプヒ さんからのお返事は、5月5日以降の刊行予定との由、ご了承くださいませ。
また、今回の更新は、「絵葉書世界」2点と野中ユリさんのポストカードです。

2014年4月12日(土)
繋がれざる者
桜の花びらがはらはらと散ってゆき、猫はちっとも姿を見せず(1,2度遭遇したが、デジカメを出す前に 逃げられ)今週はうとうとと大事なく過ぎてしまった。
ということで、「ジャンゴ 繋がれざる者」をやっと録画で見る。クエンティン・タランティーノ監督作品。 南北戦争の2年前という時代設定。黒人奴隷を米国の恥部として激しく嫌悪しているのはわかるとして、 それをマカロニウエスタンへのオマージュとしてまとめるという彼らしいやり口か。馬車の上に“歯”の 張りぼてを揺らして登場する、元歯医者でドイツ人の賞金稼ぎシュルツが、黒人奴隷のジャンゴを解放して 仕事を教えてゆく。この、他者としてのシュルツの人物設定が秀逸。タランティーノ節ともいうべき諧謔と 並はずれた残虐シーンは健在で、それにしても終始クスクス笑いが止まらない(?)ような、この力量はいかに。 また腕上げましたなあというかんじ。ちなみに後半で本人がちょっと出てくるけど、盛大に爆死する。 アカデミー賞脚本賞と助演男優賞を受賞。
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ということで、今週もまた<同人誌>の1〜3頁を図版とともに更新しました。いやしかし、所在未確認 もいくつかあり、なかなか手ごわいジャンルではあります。ううむ。

2014年4月5日(土)
木曜日は雨
先週に続き今週もまた木曜日に雨が降る。しかも今週は終日しぶとい(?)降りで、桜が散ってしまう じゃないか、と文句を言いたいようでもあった。
新年度、増税。そういえば買っておくべきだった、という項目多し、やれやれ。
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挿絵 久々に<同人誌>を何とかしなくてはと、図版UPを15点ほどしてみました。同人誌箱というか 大きめのダンボール1箱はあるわけで、ここにほとんど入っていれば問題はない訳なのだけど、 入荷時期により他の古書と一緒に入っているものも多く、これをすべて取り出してまとめるとなると、 在庫リストの作り直しをしなくてはならず、大きな溜息とともに闇?に押し込む?、というのが常態 なわけであります。これではあんまりなので、打開策を練り周到な準備の元、注文即対応というフツー の状態に早くしなくては。ううむ。挿絵 ということで、<同人誌>1,2頁を更新しました。いまだ途中にて来週に続く手筈ではあります。 -----------------------------------------------------------------------
デジカメによる2点。試し撮りの菜の花と、塀の上の猫。 このコは物怖じしないので、飼い猫みたい。
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