2012年12月29日(土)
本日まで
おおよそ、人はなぜ急に食欲不振に陥るのか、というような理不尽?さを追求するために 病院へ行く(介護中の家人)と騒ぎ出すのを止められず。年末の予約外の病院行き。動かない からでしょう、と医師に一蹴され、すでに漢方の良い薬をのんでるじゃないの、と説得され 、ようやく何とか怒りを鎮めて帰宅。ううむ。
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今日は、掃除せよと言わんばかりの晴天になったことだし、晴れているうちにそそくさと家の 周りを片付け、窓拭き、猫の仕業のように破れの目立つ障子を1枚張り替える(不首尾に終わる) 。昨日は、買い物のついでに書店へ寄り、年末恒例の文庫2冊と、「がらねこ」を衝動買い。(がら 顔100連発!)
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ということであれやこれやの年末であります。
この一年、ご利用いただいた皆様、ありがとうございます。来年も引き続き、よろしくお願い 申し上げます。(12/30〜1/3まで通販業務を休ませていただきます)

どうぞよい年をお迎えください。

2012年12月23日(日)
ノロウイルス?
体調不良につき、ご案内が遅れましたが、ダンセイニ童話集「ドワーフのホロボルスと ホグバイターの剣」が本日入荷しました。10部のみで、残3冊(!)となっています。先着順 とさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
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木曜日夜から、急にノロウイルス症状が出て、ほぼ2日間は何も手つかずの状態で、予定を ことごとくキャンセル、、、。せっかく注文のあった1点を探そうにも思うようにいかず( 恐縮ですがもうしばらくお待ちください)またもや迷宮入りかという情けない年末であります。 (家人には単なる風邪じゃないの、と言われたけれど、、)

2012年12月15日(土)
“藍峯舎”と“書籍紹介”
この、殺伐とした出版業界に希望の光(?!)ともいえそうなコアな版元をご紹介します。 今年の6月に出来たばかりで、その名から内容が推しはかられそうでもある、藍峯舎。江戸川 乱歩の唯一の翻訳「赤き死の假面」(E・アラン・ポー)がまず年末〜年明けにかけて刊行 予定との由。ルドンの口絵入り、限定350部、記番、函装、定価1万円(!)(詳細は こちら http://www.rampousha.co.jp をご覧ください)当店でもご予約を承ります。乱歩ファンのみならず、愛書家の皆様方、 いかがでしょうか。
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又、新たに“書籍紹介”の頁を作りました。リストだけではお伝えしにくい内容など、あるいは 類書、または居場所を探しているもの?など、主に新入荷から選んでいます。いまだ制作中 で、未完成感が漂いますが、ご覧いただければ幸いです。
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今週は、スイカ紛失騒動!があったり(前回使用した4日前の記憶が早くもあやふやで、我ながら シンジラレナイ、訳ではあります)。と、相変わらずバタバタの年の瀬というところ。やれやれ。

2012年12月8日(土)
「極上の悪夢」
12月に入ると、パタリと(音をたてて?)注文とだえる。家事のあれこれが押し寄せてくる 最終ラウンドみたいなもので、思わぬ雑事に振り廻されるわけではあります。渦中に選挙も あり、選挙がといえないところに嘆息してしまうとしても。
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ということで、ロレンス・ダレルの『アヴィニョン五重奏T』ムッシューあるいは闇の君主、 が刊行され(河出)た。全5巻との由。『アレクサンドリア四重奏』につづく壮大な物語との ことで、興味津々。とはいえ、2巻は来年5月予定、となるとつい目移りして、ロベルト・ ボラーニョ『2666』を先月末に注文。6,930円もするのに二刷!とのことで、本日書店に入荷、 という連絡有。900頁近く、A5判2段組。遺作にして最高傑作。今年の翻訳小説ダントツ1位。 涯てしない「極上の悪夢」、恐るべき物語(鴻巣友季子氏評)、となれば読みたくなると いうもの。入手して、頁を開くのはいつになるかというと、年末年始のあたりになりそう な気配ではあります。

2012年12月1日(土)
新入荷更新
11月とは思えぬほどの寒さがつづいて、早や12月。
水曜日、家人の定期検診のあと、インフルエンザの予防接種を受ける。予約の人のみ 30人ほどなのだけれど、待ち時間多く、ほぼ一日がかりとなった。待っている間に、お婆さん に話しかけられ(文庫本を読んでいるというのに、、)家族の事情やら何やら聞かされて さすがに閉口。やがてこちらが呼ばれると、じゃあがんばって、と老人とは思えない機敏な 動きで立ちあがり、私はね、白髪は1本もないのよ、と自慢してから立ち去ったのだった。 ううむ。
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年内最後の新入荷を7点UPしました。森村&合田氏の濃密なコラボ展図録。箱の表面に、銀色の マーカー(おそらく)で、S・G〜2001 というサインが入っています。草森紳一本については、 汲めども尽きぬというくらいの多方面の著書が多く、パズル合わせのごとく集めてみたい 作家ではあります。早川書房の、SFでもミステリでもなく、現代イタリアの文学選集、という のは素晴らしい、、と単純に思い入れてはいるもののさほど成果は上がらない、訳ではあります。 ということで、お目に留まるものがあれば幸いにて。

2012年11月24日(土)
新コーナー制作中
昨日は祭日だというのにあいにくの小雨模様。入金済の注文品を2件ほど作って、郵便局 本局へ持って行く。歩いて30分もあれば戻れると思ったら、45分もかかってしまい、我ながら 記憶違いか足の衰えか判断がつきかねるのだった。やれやれ。 それというのも振込用紙(郵便物)が以前は午前中に届いていたのに、現在は午後4時半過ぎ、、 あんまりな仕打ち(?)に一度配達の人に聞いてみたけれど、システムの変更だか何だかだそう で改善される見込みなし、、のようだった。
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ちょうど作業中に、突然訪問客あり。「ロートレアモンですか」「いえマルドロールです」という 合言葉?みたいな問答があって、どうも書店を開いていると勘違いなさったらしい。申し訳ない ですが通販だけなのです、とインターホン越しに言って、お帰りいただいてしまった。バタバタ していたとはいえ、雨の中来て下さった客様に失礼だったなあと反省。 事前に連絡いただければ挿絵 少しは見てもらえるようにーとは思うものの、倉庫の惨状を想像して打ち消したのだった。ううむ。
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ということで、今週は書影をUPしたのみでごまかし気味。新たな頁を制作中で、1点ずつ詳細な 紹介ができれば、というようなものであります。どうなることやら。             買い物帰りに撮った落葉→

2012年11月17日(土)
顛末
西方猫耳教会さんより、『松村みね子訳詩集』刊行。初版100部ということで、当方には 少部数の入荷となった。内容としては、「心の花」「三田文學」「詩聖」「女人藝術」など にかつて掲載された、イエイツ、キャンベル、ヒックス等の訳詩を蒐めたものとの由。今夏 からのご予約もいらしたけれど、ツイッター等でご覧になった方から予約が入り、この分 ではすぐに埋まってしまうという危機感(?)から、HP掲載は控えていたのだった。しかし、 刊行者の方の要望もあり、内容についての明示はするべきとのことで、急きょ入荷前の14日 午前中にUP、しかし午後3時には早くも完売となったのだった。ううむ。
限定とはなっていないこともあり、増刷をお願いしたいところではあります。
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ということで、シス書店で開催中の「藤野一友」(素描)展とか、啓祐堂ギャラリーで本日より 開催の「山下陽子新作展」とか、行きたい気持ちは大いにあるものの、どうなることやら、では あります。

2012年11月10日(土)
新編 バベルの図書館
今週もまた家人の定期検診の付添があり、朝8時半に出て、帰りは午後になるパターンなので、 CT,血液検査、検尿、レントゲンが終了した時点で、家人を残したまま帰宅。メールチェックと 発送作業と家事を済ませて急ぎ足で戻ってみたら(この間40分くらい)何の変化もなかった。 そこから約1時間半待って診察。ということで、抜け駆け作戦はクセになるかも。
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新編「バベルの図書館」の2回配本、イギリス編T、が入荷しました。今までの、全30冊の シリーズも半数以上は品切れとなっているので、まとめて読めるようにという、版元の配慮 (?!)かも。ただ、元版の、長体薄手しかも函入りというスタイリッシュな造本になじんで いたせいか、新編にはつい鈍い反応(まあ怠慢)で、2回目からの入荷となりました。 初回のアメリカ編は、8月中旬刊行から約2ヶ月で重版となっていて(海外文学、P5に有)人気 衰えず、といったところでしょうか。新編は全6冊で完結との由。重厚なコレクションとなり そうです。

2012年11月3日(土)
「薔薇の回廊」
早や11月。週1しか更新しないこの日記のカレンダー(だから?かも)が、ずっと7月〜 9月のままでありました。失礼しました。
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そんなことはともかく、エディション・イレーヌさんの新刊が入荷。マンディアルグ「薔薇の 回廊」。装幀といえば、漆黒の表紙に桃色のタイトルのせ、というのは、その昔マンスールの「 充ち足りた死者たち」を思い出すわけでありますが、頁を開くと本文もまたこの桃色となって いて、山下陽子氏のコラージュと相まって、何とも匂い立つような造本となっています。(造本 はアトリエ空中線、間美奈子氏)幸運にも、翻訳者松本完治氏と山下氏のサイン入りが入荷しま した。この機に是非にとお薦めいたします。尚、山下陽子新作展 薔薇の回廊、として11月17日より 個展が開催されます。(啓祐堂ギャラリー)諏訪哲史著「領土」の挿画10点の展示もありとの由、 たのしみではあります。
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又、新入荷として、「魔術的芸術」が入荷。(既刊本なので、「シュルレアリスム」頁1にUP) 1997年刊の大冊で、その後の普及版には未収録の巻末アンケート(ハイデッガー/バタイユ/ ブランショ/他、計76名)があり、シュルレアリスムの思想、美学の集大成の完訳として、記念碑 的な書物ではあります。高額ですが。

2012年10月27日(土)
日本の70年代
今週は、定期検診や付添やあれこれで過ぎてしまったけれど、木曜日にやっと、埼玉県 立近代美術館へ。日本の70年代展。ううむ。多角的なアプローチはなかなか刺激的で、 思わずのめり込みそうになったのは、当時刊行された雑誌の数々。(「ビックリハウス」は ほとんど揃っていたようだった)LPジャケットのデザインを見せるべく宙吊りになっていたり、 当時のデザイン学生の部屋が再現(中へ入って検閲?できる)されていて、あまり多くない本 の中には、ロブ=グリエやヴィアンなどを発見、、。カタログの判型が小さめで、厚さはともかく ビジュアル重視としては少し残念であった。
26日(金)の、神田古書会館、特選古書販売会には毎年行っていて、しかし今回は都合がつかず 行けず。さほど痛みに感じていないのは、末期症状かも。
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ということで、新入荷を5点ほどUPしました。マン・レイのファッション写真は、本人の不本意な 意向はともかく、モノクロームが美しい。バルテュスの「ミツ」は、昨年河出より大判復刻され ていた!のをつい最近気づいたのだった。ああ。

2012年10月20日(土)
“窓からの眺め”
火曜日に埼玉近美へと予定していたのに、アクシデントに見舞われ、あえなく断念。
金曜日は今度こそとばかり、リブレリーシスへ。「窓からの眺め」巌谷國士/桑原弘明展 (10/28迄)。9年ぶりのコラボ展との由。巌谷氏の写真は“窓”のテーマにみごとに融合して いて圧巻であった。それにしてもScope(桑原氏)の精緻さ二はいつもながら感動してしまうし、 唯一無二の作家であると再認識する。
会場では思いがけず数年ぶりにお会いすることとなった K氏。時が止まったように外見に変化なしという(一種)怪人かも。しばらく2人のみだったので うろうろするうちにY氏来廊。かの有名な版元の編集者で、しばしお話を(今どきの若者の思考 の言語学?についてとか)伺う。こういう“場”では思わぬ出会いはあるもので、はたと気づいた のは、名刺をすっかり失念していたこと。ここ数年はすっかり使い道がなかったものだから、 仕舞い込んでそのままになっている。これはちょっと情けないというか、ともかくも営業はしてい るわけだし、、シンジラレナイ。ので、急きょ探すなり作るなりしなくてはと思う次第。やれやれ。

2012年10月13日(土)
F・ブック顛末
1月ほど前、さる知人より紹介のメールがきたので、焦りつつもつい登録をしてしまった フェイスブック。はたと迷路の道端に立たされた感じで、後日その方に聞いてみると、 知り合いに(間違えて!)一斉にメールがいってしまったので削除して結構です、との由。 大体が、自分の行動、目的、予定などなどを打ち込む時間(志向?)などない訳で、せいぜい 週1の日記を書くのがいいところ。宣伝になるんだからやればいいのに、と言われたこともあ るもののやはり向き、でもタチ、でもないので、無理なのだと再確認。で、登録削除の方法が わからずそのままにしていたら、挿絵 先日約2名の方からメール有。検索してくれたようで又して も焦り、事情を説明したうえでやはり出口を探すしかないと思うのでした。しかし、、どうも 糸口?みつからず、迷路で立ち往生中なのであります。ううむ。
かといって、mixiに導いてくれた友とひそかにシネマ談義を時々していて、つまりは閉鎖的な 人間、ということかも。
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車庫の屋根の上の猫。呼びかけても振り向いてはくれず。


2012年10月6日(土)
刊行延期のお知らせ

じわじわとご予約が増えている、『稲垣足穂の「宇宙的郷愁」とシェリングの「美的直観」 について』
間奈美子:著 造本アトリエ空中線(予価千五百円)限定300部 、ですが、 9/30日刊行予定が延期となり、刊行は年内中、との由、ご了承ください。
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10/1(月)、早稲田か池袋かと迷ったものの池袋へ。動ける時間は3時間くらいなので、目的 追行のためには素早い決断力?を要するわけです。早稲田の青空古本市を蹴って、池袋リブロ、 ジュンク堂へ。すっかり様変わりしたリブロの棚をながめていると、外文棚(誰もいない、、、) は、デザインや凝った装幀が目を引く分厚い本が並んでいて壮観。よく出していると感心しつつ 日文の棚へ移ると、どうもTV原作本など(どーでもいいような、、)が目立つ。こちらには客がいて、まあ こんなものかと感慨深く、向かいの書店へ。ジュンク堂では、フェア用の棚が充実していて、 その分インパクト有。書店員は問い合わせに追われ、客は読書コーナーで座って読書、歩いている のは版元の営業の方々、というかんじ。コヨーテ47を購入して帰路へ。目的はなんだったのか は、まあ謎?ということに。
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5日(金)五反田アートブックバザールへ。1点のみの予約注文品は当たっていて、1点保留に したものはやはり売れていた。残念無念。値段表のない函本があったので聞いてみると、2人目の 担当者でやっと判明。後見返しの裏の裏?というわかりにくい場所についていた。こんなのはじめて。 ざっと10点ほど購入して、旧知の方と久々の面談?へ。昔話がつい出てしまうのは、認めがたいとは いえ、年のせいでしかないのだった。
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