2012年6月30日(土)
原画展、そのほか。
先週、吉田稔美さんが資料を送って下さった、うらわ美術館での原画展のお知らせ。「ブラティ
スラヴァ世界絵本原画展」−広がる絵本のかたち 特別展示:日本のしかけ絵本(2012年7月14日(土)
〜9月2日(日)) ドウシャン・カーライ他“スロヴァキアのイラストレーションの現在”という
コーナーもあり、たのしそうです。お近くの方は是非。そのほか、「グリム童話の女性たちー
その二百年の秘密」(7/7まで ギャラリーハウスMAYA)展では、宇野亜喜良/スズキコージ/東逸子
/吉田稔美/他36名もの作品展示との由。行けるものなら見てきたいところではあります。
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HP上で項目にマウスをあてると内容が出てくるという、ポップアップ表示が(各ジャンルの1頁
目のみですが)何とかできてきました。これで見やすくなったのではないかと、ひそかに喝采?し
ているところ。そうはいいながらも、今回更新した<日本文学/エッセイ>(2頁目のみ)の、作り
かけ&途中投出し感歴然の有様をみると我ながら呆然、、。じわじわ直してゆくつもりですので
長い目でみていただければ幸いにて。
2012年6月23日(土)
思惑外れ
昨日の朝、激しく降りつづく雨音に驚いたわけですが、午後には徐々に止み、うっといしい
このごろであります。そんな中、注文品を(又しても)捜し廻り、重装備(雨除けの)で入った
倉庫に約1時間いてみつからず。在庫リストを再々確認の末、やっと思い当たる。思惑が外れ
ることほど焦ることはなくて、情けない限りでありました。
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ということで、更新は1点のみ。(「水牛通信1978-87」)リブロポート本の奥深さは果てしな
く多岐にわたっていて、掘り出すたのしみは増すばかり、かも。というような思いを持つ方々
は減少の一途、、ではありますが。
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雨宿りの近所の猫を発見。いやがっていることは確か。
2012年6月16日(土)
偉業の目録
梅雨の只中。今週は通院が2回あり。久々の検査日で、採血、レントゲン、超音波、内視鏡を
朝からこなす。内視鏡検査(胃カメラ)は5年ぶりくらいで、とにかくイヤな記憶しかないの
で早く済ませてしまいたいのだけれど、待つこと2時間。10人ほどの順番待ちなのになかなか
進まず。鎮静剤を希望したのですぐ眠ってしまい、気づいたら終わっていたのだった。
慢性胃炎のあれやこれやで、医師からのコメントは特になし。何とかセーフしたもよう。
やれやれ。
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石神井書林古書目録87号が届く。左川ちかの献呈署名入りの書影有。人柄が偲ばれるというか、
美しい筆跡に感銘。それにしても毎回この分厚い目録を発行する偉業!には脱帽してしまう。
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ということで、今回は更新パス。書影というか図版の見直しをするべく、重い腰を上げかけて
いるところであります。本の状態等の詳細記述が足りないものあり、陳謝いたします。
2012年6月9日(土)
新入荷10点
先週末から、花粉症がぶり返したような症状がつづき、花粉症のエキスパートというか
詳しい人によると、今どきのものはイネ科(?)なんだそうで、そういわれても思い当たる
節はなく、ほおと感心するばかり。だいたいが、症状が出なければすっかり忘れ果てるタチ
?なので、あまりよくはない訳ではある。
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<新入荷>を1頁増やしまして、今回は10点UPしました。ジャンルは増える傾向にあるとはいえ、
仕入れには好みのものが優先してしまい、価格暴落の最たるもの(?)である外文にしても
ついつい手が伸びてしまうのだけれど、出番待ちが多すぎてさすがに線を引くべき、と自戒
のこの頃。バラード「スーパー・カンヌ」の悪夢のような迷宮、薔薇十字社版の尾崎翠、
“エトランジェの文学”全8巻のうちのゴンブロヴィッチ。また、「巌谷小波お伽噺文庫」
の5冊は、解説者の方々と、モノクロの線描というシビア(?)な挿絵に勧誘されます。
お目に留まるものがあれば幸いにて。
2012年6月2日(土)
Amour
早や6月。日曜日に町内会のお達しにより、自宅周辺のゴミを掃除する。朝方から
一回りしてみると、煙草の吸殻の多いことに気付く。塀越しに煙草の空き箱を放り投げる人
もいて、いくら抑圧された喫煙者とはいえうっ憤を道端で晴らすことはやめて欲しいもの。
他に空き缶(なぜか同じ銘柄)もいくつか転がっている。ううむ。
あとはまあ、何時もの月末のドタバタで5月が終わってしまったのだった。
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カンヌ映画祭パルムドールは、(又しても)ミヒャエル・ハネケ監督「アムール」が受賞。
2009年「白いリボン」に続いて2回目。何より、いまもなお現役のジャン=ルイ・トランティ
ニャンが主演というのが嬉しい。パルムドールの2回受賞者としては、ダルデンヌ兄弟、
エミール・クストリッツア、コッポラ、そして日本では今村昌平、、なんだそうな。
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先週、HP上でのポップアップ表示(マウスをあてた箇所の内容を表示できる)を作り始めた
ところ、スマホではこれが逆効果で、本来の内容まで表示できなくなるという事態が発覚。
しばしお手上げ状態が続いていて、解決にはしばらくかかりそうであります。どうなる
ことやら。
2012年5月26日(土)
ツイッター効果
水曜日、だいぶ遅くなったけれど、シス書店“動物相”展へ。入り口の、岡上淑子氏の
コラージュに目を奪われ、勝本みつる氏のオブジェに迎えられる。先客が二名、あとから
数名と、なかなかに賑わっている。赤木仁、牛尾篤、大月雄二郎、山下陽子、と様々な
動物をテーマとした作品が並んでいる。合田佐和子氏のひげのない子猫のタブロー(小判)
、野中ユリ氏の虎、Nadine Ribault(仏人女性作家)氏のモノクロームの美しいコラージュ
とか、“発見”するたのしさを満喫。オーナーのS嬢(なんと古い言い回し、、)によると、
ツイッターの効果がかなり大きいとの由。奨められはしたものの、ううむ、しばし黙考。
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浦和宿古本市というのが毎月開催されていて、木曜日からだったので近場でもあり行くつ
もりでいたのに(介護的あれこれで時間を取られ)行けず。
また、メールの問い合わせでリストの不備が発覚。あわてて修正に走る。だいたい本の
管理はどうしているわけ?とあるとき同業者に聞かれ、ま、ジャンル別、と答えたらその人は
番号管理!との由。うう、しばし絶句。根本的問題かも。
2012年5月19日(土)
大冊の新刊
火曜日、またしても雨の日の外出。約束の時間に間に合ったものの、1時間ほどで済むと
思っていたら大幅に遅れて2時間余り。夕刻になってしまい、ちょっとした買い物をいく
つか予定していたのにすべて断念して急いで帰宅。ううむ。
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木曜日、新刊をUPしました。
「創世記」細江英公氏(「薔薇刑」「鎌鼬」等)の写真集で、久々の大冊です。
大半が未発表、書籍未収録作品とのことで、プロペラ機に乗り込む足穂、「薔薇刑」未
収録の三島由紀夫、草間彌生、野中ユリ、澁澤龍彦、エルスケン、つげ義春、等
の圧倒的なポートレイトの数々。巻末に、細江氏による詳細な作品解説有。完全(!)限定
千五百部。いかがでしょうか。
ご希望の方(書籍等購入の方)にパンフレットをお送りします。
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上記の写真集にも収録されている、加藤郁乎氏が、5月16日、心不全のため死去、83歳。
A・ブルトン贔屓?の過激な言葉遣いを纏めたかつての句集やエッセイ集は、比較的多く刊行
されていて、本好きの虫が騒いだものでした。合掌。
2012年5月12日(土)
予定は未定
天候不良というか異変というべきか、落ち着かないこの頃。
昨日、注文しておいた本を引き取りに行く為にのみ(つまり速攻直帰のつもり)で夕方
外出。三省堂書店(大宮店)ではなんと古書の棚がどーんと1本新設されていて(今月のみ
の企画)文庫、新書が並んでいる。棚前には誰もいない、、吸い寄せられてしばし探索。
3冊抜く。その間、一人二人と寄ってきたけれど見ているのみで買わず。ううむ。新刊を
削っても古書フェアにするメリットはあるのか、気になるところではある。
帰りの出口近くで、新規のカード(三省堂ではなく)の勧誘にひっかかり、カードを増や
す予定はないと言っているにもかかわらず、あれやこれやの利点をあげつらわれて呆気に
とられているうちに申込用紙が目前に。冗談ではありません、とは言えなかったけど何とか
入らずに済ませて帰路につく。やーれやれ。
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新入荷を5点UPしました。デュマの大冊や、カラー図版にみとれてしまうタロット、
イタリア文学バッサーニの訳本、草間彌生の小説、モノクロームの美しい(ドヌーヴ!)
シーフの写真集など5点です。お目に留まれば幸いにて。
2012年5月5日(土)
久々の映画鑑賞
月曜日、朝刊の広告で、「昆虫食入門」平凡社新書を発見!著者は、七月堂の内山昭一氏。
おおーと思わず感嘆の声が出た。これはなかなか余人にはできない範疇であって、それだ
けに快挙であります。
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木曜日。大雨の中、上映終了間近の「アーティスト」を観に出かける。GWにしては電車
も空いていて、この雨だものと思っていたらそう甘くはなかった。MOVIXさいたまは
かなりの混雑で、チケットの列とポップコーンなどを買う列でごった返していて、一瞬、
帰るかと思ったものの、せっかくの映画(スクリーン)なのでじっと我慢。ううむ。
「アーティスト」フランス映画なのにアカデミー賞5部門を受賞。サイレントからトーキー
へ移行する1920年代ハリウッドを舞台に、全編サイレントで撮ってしまうというからには
見てみたいというもの。主演の、ジャン・デュジャルダンがやはり素晴らしい。かたくなに
トーキーを拒否し続け、声が出ないという悪夢に振りまわされる場面、また、彼を慕う女優
ペピーが、楽屋で彼のタキシードに袖を通すシーン(手と身体が別の人格をあらわす)、
このシュルレアリスティックな場面は忘れがたい。ミシェル・アザナヴィシウス監督。フラ
ンス人の、アメリカ映画への執着の系譜(ヌーヴェルヴァーグとかの)へ連なる人物かも。
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出版社特集としては、いまのところリブロポートしかリストに出来ていませんが、2点ほど
追加更新。バルビエコレクション全3冊は、カラー図版の美しい造本です。だいたいが
“時代の産物”的書物が大半であったわけで、当分追っかけ(?)気分は続くのでありました。
2012年4月29日(日)
ダンボールハウスの猫
夜中に、身体のどこかの部分(日々変化する)の痛みで目が覚めてしまう、という体調不良
気味のこのごろ。季節の変わり目の変調、ということにする。
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HPの“操作方法”と“更新履歴”の項目を作成しました。主にGoogle検索についてなど
参考にしていただければ幸いです。機能面についてはともかく、肝心の本のリストの方が
いまいち投げ気味?という、本末転倒状態。気力の勝負といったところかも。ううむ。
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金曜日は久々に五反田の仕入れへ。終日雨。今年から雨女か、と思うほど外出時には雨の
日多し。会場で1時間半ほどうろついたけれど、記憶力の減退を思い知る結果となった。
やれやれ。その後、シス書店の“動物相”展へ行くつもりが、時間と体力不足のため断念。
帰り道、大きめのダンボール(ハウス?)の横にやつれた白い猫がいたので撮る。怒る
気力もないわ、と言ってるみたい?だった。
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2012年4月21日(土)
秩父の桜
花曇りの月曜日、高校時代のクラブの女子会(といっても4人のみ)へ。昼食後、近場の公
園を散策。
花の園の名の通り、色とりどりのチューリップの丘が拡がり、しばしの現実逃避気
分を味わう。1眼レフを構えている人もちらほら。ほぼボランティアで作られたということだ
けれど、成果は充分すぎるほど。チューリップの球根は毎年手入れをしないと思い通りの色
にはならないとのこと。あいにくと生育にはなじめない無粋な性分故、眼下に広がる美しさの
み体感。本当は、秩父の桜を見に行きたかった、とは主催者の弁。事前の準備段階から計画し
ないと最早実現は難しく、まあ来年の話とすることでほぼ落ち着いたのだった。果たして。
2012年4月14日(土)
新刊2点
一昨日は家人の通院(内科と眼科)で朝から午後3時くらいまで近くの病院で過ごし、昨日
は定期検診で遠出。漢方処方の医師なので、慢性胃炎の話をしたら、では胃カメラをという
ことになってしまった。そんなつもりは毛頭なかったので、焦る。引き延ばして6月に検査、
ということになった。やれやれ。
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同人誌2点の新刊が入荷しました。シネマアピエ8号とFANTAST37号、どちらも4月10
日刊です。シネマアピエは、初の俳優特集で昨年亡くなった原田芳雄。表紙の“赤”がよく
似合う、多面的な追悼集となっています。FANTASTは、石堂藍氏の論考(巻頭8頁)
「西洋のアニメーションが描いた東洋」という興味深いもの。お薦めします。
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○ちょっとした私信的告示
1 昨日注文いただいた1点がまだみつかっておりません。迷宮入りの様相を帯びつつあり、
大変申し訳あり . ません。しばしお待ちくださいませ。
2 昨年秋頃より“妖精”探しのお客様へ。初版の方がみつかりました。お返事がないので
あえてこちらから . もお知らせしておきます。
2012年4月7日(土)
花の季節
やっと春らしくなってきたこの頃。
あふれるほどの花はめずらしいので撮影。
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3泊4日の家人の入院も無事に済み、平常の生活に戻る。束の間の空いた時間は、溜っていた
種々の処理!に追われる。断舎利には程遠いとはいえ、あちらこちらから責め立てられる気分
を少しでも落ち着かせる(?)くらいはせねばならない、訳です。何のことやら。
ということで、昨日の近所の桜(ほぼ満開)を撮影。ヘタな撮り方の見本のようになって
しまった。