2012年3月31日(土)
理不尽な春
今日は朝から風が吹き荒れていて、すっきりと春、とはいえないこの頃。
25日(日)町内会の役員当番が数年ぶりに廻ってきて、近くの公民館での総会に出席。
いくつかの担当のうち“文化”になり、ほっとする。地域の文化祭などの補助で、前任者
によると大したことはないらしい、ううむ。
家人の、白内障手術のための数日の入院準備をする。高齢となると日帰りとはいかな
いもよう。眼科医に、“水晶体再建術、眼内レンズ挿入”の説明を受ける。カメラのレンズ
のごとく、複雑な仕組み(?)を今更ながら認識。わが身に起こるのも遠からずか。むむ
む。
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水声社さんの目録を見ていると、あれもこれも(レーモン・クノーコレクション全13巻予定、
とか)欲しくなり、新刊書店じゃないんだからと自戒しつつも、また少し更新しました。
辻隼人氏の新譜「狂子先生」が入荷。「羊歯の眼の彼女」は、“ナジャ”に触発されたとの由。
これらのタイトルの奇抜さはどうよ、というところかも。
2012年3月24日(土)
眠る前の読書
このところの天気のようにパッとしない日々がつづき、「ピース・オブ・ケーキと
トゥワイス・トールド・テールズ」を読みふける。他の追随を許さない(というか、
ついてこられるのかという問いかけのような)この饒舌さは一体、、、。嵌ってしまう
と抜けられずに、就寝前の愉悦の読書となっている。
その一方で、新刊の「ベスト・オブ映画欠席裁判」(文春文庫)にも手をのばし、主に病院
の待ち時間などで読み散らかし中。アンゲロプロスを、評論家以外誰も見ないとか、果ては
アンゲロゲロとか言ってしまうのか、え、と(1998年の時点とはいえ)引きつつも、アメリカ
ナイズされた対談(町山智浩/柳下穀一郎)をついつい読んでしまうのだった。
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昨日、新入荷6点を更新。仏文、外文系でまとめてみました。函装の本の書影は、立体感
を出せればと思い、Wordを駆使(?)しているつもりが、うまくいくときといかない場合
があるのはなぜなのか。うまくいった時のその方法を覚えていない!という、信じがたい
性癖はなんとかしなければならない。やれやれ。
2012年3月18日(日)
突発的花粉症
身体的に鈍感な人の方が花粉症にはならないようで、そのセンでいっていたはずなのに、
一昨年あたりから急に花粉症になってしまった。目の痒みとくしゃみの猛攻撃にすぐに撃沈。
ううむ。多少の息苦しさ(エレベーターとか車内とか)も平気だったはずが、家人の車で
外出した際に気分が悪くなりしばし体調不良。(従ってHPの更新は次週になります。陳謝)
年のせいといってしまえばそれまでながら、何だかヤな(理不尽な)気分ではあります。
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教祖:吉本隆明死す。御大の周りにいた方々(まあいってみれば熱烈な支持者)の顔が
思い浮かび心情をお察しするのみ、ではあります。
2012年3月10日(土)
雨に負ける
月曜日、終日雨。発送1件のため郵便局へ行っただけの外出。毎週1時間ほどの水泳を
義務付けて(?)いたのに断念。確定申告の追い込みにかかっているとはいえ、どうも
“雨”に気後れした感は否めず、ううむ。
家人の介護対策についての相談や、申告書の仕上げに追われて数日が過ぎる。(木曜日
にやっと提出)1日おきに降ってなかったかとというくらいに雨の多い週でありました。
しかも寒気が居座っていてなけなしの気力は委縮するばかり。春は名のみの雨ばかりな
り。
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ということで、種村氏の新刊好調は何よりの慰め?かも。また、片影第四号が入荷しまし
た。堀内薫氏の「水晶散歩」が図版も多く充実した内容にて、魅せられます。
2012年3月3日(土)
綺想文学集
2/29(水)ダメ押しのように朝から雪が降っていて、こういう日に限って外出予定(定期
検診)有。30分ほど早く出て、おおちゃんと定時発車だ、と安心したものの途中で20分ほど
動かず。結局、予約時間滑り込みセーフとなる。PETCT検査は3回目だというのに、慣れずに
あたふたする。数時間後にやっと解放されたものの、まだしつこく雪は降っていて、足元が
ぐしゃぐしゃの中、急ぎ足で帰る。やれやれでありました。
翌日は家人の定期健診で、近くの病院へ。雪はほとんど残っていないので、車椅子もさほ
ど苦労せず。家人の体調も戻りつつあり、ほっと一安心。
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種村氏の翻訳集成が、木曜の夕方に入荷、翌日にUPする。間村俊一氏の装幀によるこの
函入本は、種村氏の興味の対象(ということは、訳出された作家のレパートリーの広さ
ということで)を彷彿とさせる出来上がりとなっていて、素晴らしい。この、厚さ5センチほ
どの本を抱えて散歩するというのは、この上なく優雅(?)でブッキッシュであることか。
まあそれくらいの余裕はありそうでない、かも。
2012年2月25日(土)
新刊は3月予定
水曜日の夕方、突然の家人の体調不良(微熱と歩行困難)により、あわただしく過ごす。
身体の力が抜けて自立できない状態を前にすると、補助する力にも限度があって困惑する。
翌日はかかりつけの病院へ連れてゆき、検査、点滴等の手当てを受ける。午後3時過ぎに
帰宅。待ち時間がかなりあるので、新聞、PR誌、単行本(小説)などを読破。帰宅後、
入金確認済みの2件の発送を済ます。
金曜日には熱も下がり、体調も回復してきたのでほっとするも、今後が心配ではある。
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そんな中、金曜日には届くはずの種村氏の新刊が届かず。版元に確認すると、3月上旬に
延期になったとの由。待ち遠しいことではあります。
ということで、<幻想文学>にスタニスワフ・レムが入っていないということに、今頃
気づき、4点を追加。「虚数」「完全な真空」もあるはずなのだけれど未確認につき、後日
、ということになりました。
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近所の、室外機の上でくつろぐ(?)ノラたち。何の用かと言わんばかりのつれなさでは
あります。
2012年2月18日(土)
ついに、、
寒さが相変わらず居座っていて、つけ込む隙もあったものではありません。
ということで今週は仕入れも出不精になってしまい、その分在庫整理に精を出すべきところ、
進まず。新刊は、逃すと入手できないかもという切迫感?もあったりして、書店へ足を運ぶ。
ミエコカナイの新刊と、「犬の心臓」ブルガーコフ(復刊!)、沼野充義氏の解説「反
カーニバルのグロテスクと狂騒」が読みどころか。あとは文庫数冊をまとめ買い。
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<シュルレアリスム>新入荷として4点(2頁目)を更新したわけですが、そのうちの1点、
「DALI」の大判画集は、プリンタ全面からはみ出してしまい、下部5pくらいが写ってい
ません。陳謝。この金箔押しカバーの派手なつくりはいかにもダリというかんじで、本人の
校正立会いによる完璧な原色グラビア印刷(印刷製本:フランス=ドレジェ社)との由。
推薦人として、石川淳/大江健三郎/横尾忠則/等諸氏の言葉とカラー大判のチラシも豪華。
総図版260点、定価1万6千円、折込の図版も結構あり、当時(1970年刊)としては画期的な
出版物であったと思われる。時代が透けて見えるとはこういうことかも。
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ということで、近刊予告を1点。
「怪奇・幻想・綺想文学集」−種村季弘翻訳集成、があと数日で刊行されます。(国書刊行
会/定価6,200円)ホフマン/アルニム/等はもとより、L・カプアーナ/シュオッブ/
ハンス・アルプ/マヌエル・ヴァン・ロッゲムなど全33編を収録。ついに、、、という感慨
があります。当方でも入荷予定につき、ご予約承ります。よろしくお願いいたします。
2012年2月11日(土)
『ベッドメリー』
2/8日、リブロ池袋店古本まつりへ。久々の池袋(西武百貨店とリブロ池袋店)はすっかり
様変わりしていてびっくり。古書展会場は初日とあってかなりの人出。文庫の棚が多く、
映画ポスターなどのビジュアルの展示も豊富であった。事前注文の2点が当たっていたので
気をよくしたものの、単行本はなかなか拾えず。まあとにかく、と、せっかくだし、という
イージーな仕入れになった。やれやれ。
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銅版画家・山下陽子氏よりご紹介いただいた、辻隼人『ベッドメリー』トイピアノ作品集
(CD)が入荷しました。トイピアノの不可思議な音色に、モノローグのような感覚の重層的
な声が展開してゆくようで、モダンダンス的夢想?が拡がる、というのは勝手解釈とい
うものか。「貴婦人の落馬」「青いリボン」「四海」「セント・マーガレット医院」等の
タイトルもまた幻想的にて、8曲を収録。
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○ここしばらくの読書(列挙のみ)
「カメラ・オブスクーラ」ナボコフ 光文社古典新訳文庫/「役に立たない日々」佐野洋子
2010 朝日文庫 /「パノラマニア十蘭」河出文庫/「誤読日記」斎藤美奈子 2005 朝日
新聞社/「変死体上下」P・コーンウェル 講談社文庫/「グーグーだって猫であるE」完結
編 大島弓子 角川書店/「ラテンアメリカ五人集」集英社文庫/「詩の窓」藤富保男 思
潮社/群像2012年2月号/以上、年度の未記入はすべて2011年刊。読みかけで転がっているの
が数冊。嗚呼。
2012年2月4日(土)
寒寒
早くも2月。ただいま冬眠中、の札を下げていたいくらいの寒さであります。昨日は朝から
洗濯機とトイレの水が流れず、ちょっとしたパニックに。ホースを外してみたりとか、
慣れない努力?を多少は試みてもダメ。近所もそうなのかと思い、区役所の生活相談課へ
TELしてみる。水道メーターの見方や、築何年かと聞かれたりした挙句に、水道局へTELせ
よとのこと、ううむ。近くの水道屋さん(A設備工業所)へTELするも留守電。ううむ。
しかたなくズルズルと待つ。結局、お昼近くなってやっと復活した。やはり寒さのせいだ
ったという結論。うちだけだったのかどうかは不明だけれど、やれやれ。
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アピエ最新号(19号)が入荷しました。特集は鴎外と森茉莉。根強いファンが多いのは
森茉莉の方かも。その破天荒な生き方が、今もなお色褪せないのはさすがです。矢川澄子
『父の娘たち』によると、この二人の世界の異質さ(内容、素材、作風、文体)は果たして
これがおなじ血統のしわざであろうか、と書かれていて興味深いのでした。
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読書や映画のメモを書いておこうと思いつつ、更新作業にあくせく?しているとどこかへ
すっとんでしまうのでした。とりあえず列挙のみ、にしてもまあ次回へ。
2012年1月28日(土)
事故死の衝撃
レヴォカシオンV(森開社)が品切れとなったのですが、先日再入荷しました。唯、
見開き1枚の図版(仏蘭西小浪漫派群像、元々サービスで入れていたとの由)がなくなり、
コピーしたものとなります。ご了承ください。
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新刊の「村松桂写真集」が入荷しました。この独特の漆黒の世界はどこまでゆくのか、と
思わせる程。アトリエ空中線の造本のシンプルな優美さも極まれり、というくらいの美し
さです。是非お手元に。
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水声社11点が“シュルレアリスム”の7頁目に入りました。今頃?という声も聞かれますが、
異端のシュルレアリストたちを紹介するシリーズ“シュルレアリスムの25時”等、興味深い
ものが多く、今後も追加してゆく予定です。それにしてもかつてのリブロポートを彷彿?と
させるような書籍の数々にしばし時を忘れるのでした。
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1/24日、テオ・アンゲロプロス監督事故死、、、。映画の撮影中の出来事とのことで、思わず
身を乗り出して読んでしまった(1/25夕刊)。享年76歳。あの、静止した絵画のような映像美
を、リリシズムではなくときに前衛的な展開をみせるあの映像にもう出会えないと思うと
あまりにも無念であります。合掌。
2012年1月21日(土)
失態
先週書いた日記がみごとに空振り!というかUPしてくれなくなってしまい、あれこれ
対処したものの回復せず本日に至りました。ああ情けない。
それに加えて本日判明したことながら、エディション・プヒプヒさんの、某マイナス二号
矢野目源一『揺籃』、をずっと品切れと思い込んでいたら、プヒプヒさんよりまだ在庫があ
るとのご指摘をいただく。ううむ、、誠に申し訳ないことでした。源一さんすみませぬ。
近日中に入荷予定です。(『迷路』は入荷済です)
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ということで、昨日は久々の定期健診。初雪の寒い日にしかも電車がスムーズに動いてく
れない、という日に出かけるのは不運なり。(今月初の遠出だし)まあ、血液検査等の結果
も何とかクリアしたことでもあり、処方箋は無視してさっさと帰路へ。電車にうまくとび
乗って読み始めたら、途中駅までで止まってしまい乗り換える羽目に。ともかくも夕方には
帰宅できたのでよしとする。やれやれ。
2012年1月14日(土)
水中ジョギング
Googleの検索については、×このコンテンツはフレーム内で表示できません、という拒絶
反応が出るのですが、その下の、対処方法:このコンテンツを新しいウインドウで開く、
をクリックすると検索結果が表示されます。分かりにくくて恐縮ですが、とりいそぎ
お知らせします。アマゾンなども出てくるのでいいのか悪いのか、まあ不利かもと思う
この頃。
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ビブリオテカプヒプヒ「迷路」が現在品切中です。近日中に再入荷の見込みであります。
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連日の寒さに外出する気も失せているわけですが、体調管理?の意味からも水泳を再開。
週に2度ほど、そそくさと通っているのだけれど、先日ゴーグルを忘れてしまい、窓口で借り
ればよいものを面倒なので、ゴーグルなしでどこまでできるか実験、、、予想通り惨敗。
まず、クロールは無理、背泳ぎは20mくらいでダメ、平泳ぎも3回くらいしかできず。
結局、ビート板往復とジョギングに終始したのでした。やれやれ。(ちなみに水中を走ると
地上と違って疲れないので、結構満足感が得られます、と思う)
2012年1月7日(土)
初更新
ほとんど読書三昧で過ごしてしまった年頭であります。
新しいフィールドができたことでもあり、せっせと更新すべしということで、[19 小特集]の
2頁目に、“合田佐和子特集”を17点UPしました。70年代の過激で濃密な時間にフィットする
“絵”の魅力とともに変幻自在な作品の数々。点数が少ないのが力不足ではありますが、
ご覧いただければ幸いにて。
2012年1月4日(水)
本日より
新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます
元旦の午後に初詣にゆき、長い行列にイラついてなかなかたどり着けない悪夢?のような
行事をともかくも済ませたのでした。やれやれ。
ということで、やぶにらみのノラ猫など、、。