2010年12月29日(水)
バッハマン全詩集
新聞広告を見ておおっと思い、“ちくま”の広告でそうだったと思い、そうこうしている うちに早や年末、ギリギリの注文で何とか年内に間に合いました、インゲボルク・バッハ マン全詩集。パウル・ツェランの詩集は山ほど出ているのに比べ、彼女の詩集としては初 めての刊行。(小説として「マリーナ」「ジムルターン」が出ている)
ツェランとの往復書簡がこれから?出るので、ということもあるのでしょうか。ともあれ、 不条理?的で硬質な言葉の数々。左川ちかとの読み比べも一興かと思われます。「マリー ナ」の読者のみならずお薦めしたい詩集です。

   -------- 夜の斧が 朽ちた光の中に落ちる。---------

ということで、本年も最後となりました。 皆さま、良い年をお迎えください。

2010年12月25日(土)
迷宮としての世界
FANTAST36号が入荷しました。片影の三号は来年早々?予定とのことです。
今年最後の更新、といっても穴埋め作業のようなもので、見方によっては工事を途中放棄 状態、のようでもあります。
今週は二回も病院通いがあり、1件は超音波検査で来週また結果を聞きに行かねばなりませ ん。まあこれ以上のアクシデントはやめていただきたい、ところではあります。

左川ちかの、屹立する冬?のような言葉に触れつつ、やはりというかこれほどの驚異を引き 出す力はほかにはない(見当たらない)のではという感慨。しかしまた、ホッケの「迷宮と しての世界」が岩波文庫に!というのも、これはこれでしっかり驚異、かもしれませぬ。

2010年12月18日(土)
新入荷更新
1月ぶりに新入荷8点。「奇祭巡礼」をパラパラみていると、「牛久保城下のうじ虫祭り」 「尾張熱田のオホホ祭り」「果ては「琵琶湖岸の気ちがい祭り」なんていうのがあるので びっくり。モノクロの写真が数頁あり、写真家に植田正治の名もあり貴重かと思われます。 「石が書く」では、あばら石、夢の石などあり、謎めく石の迷宮へ、といったところで興味 深いのだけれど、函のカバーがなくて何とも残念、申し訳なく。
えー、早くも時間切れにて、これにて。

2010年12月16日(木)
あわや
ご注文いただいた本がみつからずまたもや迷宮入りか、と思われる事件?!発生。本に付 随するDM1枚とはいえ、決めた場所にないとなると、その周辺や思いつく箇所をひっくり 返して探索。それでも出てこなくて最早これまで、と断念しかけたところ、お客様のご厚 意により時間的猶予有。大体探す場所が多すぎる、というか要らないでしょうあれもこれ もと思いつつ、元に戻してしまうのだった。やれやれ。結局3回目の見直しでやっと発見! 何とか落着となったのでした。ご迷惑、陳謝。

2010年12月10日(土)
左川ちか入荷
第2便が届き、ご予約いただいた方への発送は本日でほぼ終了。やれやれというところです 。いまだ遠巻き?にながめているだけですが、表紙のビロード様の質感と絶妙な色彩にタ イトルの金箔押しが美しく、これぞ森開社、の感慨有。口絵にはちか自筆の水彩による年 賀状がカラーで収められていて、その他肖像写真などにも驚愕してしまう。拾遺詩編や散 文のヴァリエーションなど、編集のご苦労がつたわってくるしで、心して読まねばと思っ た次第。日本のモダニスム詩の貴重な成果を目撃せよ、といったところでしょうか。是非、 是非。

2010年12月10日(金)
ゴダール・ソシアリスム
ゴダール映画祭(17日まで)に続いて、いよいよ2010年最新作「ゴダール・ソシアリスム」 が上映されます。−カンヌ映画祭に登場し、冒頭での海の凄まじい映像の一瞬から、全編 を疾走する映像美、サウンド、みなぎる詩の活力でカンヌを圧倒した。−チラシ文面より 3楽章に分かれ、パティ・スミス、レニー・ケイ、ベルナール・マリス等も出演したりと、 相変わらず意表を突く展開は、見てのおたのしみ、というか観なきゃわかりませぬ。年末 年始にゴダール、というのもめったにないことかと。是非。12/18(土)より日比谷TOHO シネマズシャンテにてロードショー。
挿絵


  カッサンドラ 黙ってお聞きなさい


2010年12月4日(土)
左川ちか発送
1日の夕刻に待望の左川ちか全詩集新版が入荷。籐椅子に腰掛けた左川ちかの姿が貼り込ま れた、美しい造本です。製本(手作業)の都合により、当方注文分の半分弱の入荷となった ため、大変恐縮ですが、11月6日以降のご予約の方は次回配本(10日前後)からの発送とな ります。ご了承くださいませ。

そんな訳で、外側からながめたのみですべて発送となり、久々(とても)の大量発送にあた ふたと過ごしたのでした。昨日は朝から大雨でガーンとなったものの、9時ころにはほとんど 上がって晴れたというへんな天気。遠方(北海道方面とか)の雨量が気になるところです。 宴の後的?にとり散らかった現場(まあ室内)を片付け、視力の衰えによる栞の斜めカット (みっともなく)や、梱包材などの下準備も次回に備えてちゃんとせねばという反省もあり で、左川ちかモードのまま幕切れとなりそうな気配、ではあります。

2010年11月30日(火)
猫の対話
このところ週4日ほど整形外科通い(父親の付添)で近所を歩いているもので、ノラ猫た ちの動向?が多少わかってきた。5匹の子猫たちは、ミーアキャットのように全員直立して 人の顔を追っていたけれど、日増しに大きくなって今では丸まって寝ている姿ばかり。う ちの庭先によく出没するデブのトラ猫と、毛足の長い良家の子女タイプの白猫が、隣家の 庭先で向き合って大声を出している。いわゆる求愛とは違うムード?で、口角泡を飛ばす 勢いで議論でもしているようだった。デブトラの言いがかりに必死に抵抗しているようで もあったけれど、ま、違うよねきっと。

2010年11月27日(土)
間もなくかと。
昨日は、事前注文が2点あったのにもかかわらず、五反田遊古会へ行けず。というか確信 犯で行かず。行きたかったけれど緊迫した?諸事情により断念。いくら言いつくろっても 仕方ありません、ううむ。正直なところ緊迫しているわけではないけれど、山積みの雑事 の氾濫?をくい止めるべく片付け作業に終始したのでありました。やれやれ。

左川ちか新刊、今か今かという待機状態であります。週末予定が伸びているようで、月末 に果して入ってくるのかしら、という期待と不安?の宙吊りの日々、といったところで、 もうしばらくお待ちくださいませ。

2010年11月25日(木)
紅葉
先月下旬に予約申込みをしていたインフルエンザの予防接種へ。書類提出や待ち時間など で約1時間。満室の部屋の中では皆一様の待ち状態。とりあえずクリアできたので一安心 ではある。下校時の小学生たちの嬌声に車椅子ごとまみれるのもナンなので迂回して帰る。 枯葉と紅葉のグラデーションをながめると、その色調の輝き?に見とれてしまうのだった。

2010年11月23日(火)
コラージュ・フォトプレート・グラヴュール
今日が最終日の、“山下陽子新作展 オペラ・アイテール”へ行くはずだった。のだけれ ど、家人の横やり(というか我儘というか)に時間を取られて行きそびれる。いただいた 案内状のコラージュがダイナミック&エキセントリックで、是非拝見したいと思っていた のに返す返すも残念。特製ポートフォリオ限定20部、というのが気になるところ。完売かし らん。

2010年11月20日(土)
案内状
ネットを利用されないお客様へ、葉書で案内状を出したのだけど、そのあとに森開社さん より正式!の案内状が届きました。特装版は100部のみとの由。せっかくなので、“森開 社”コーナーにその案内状をUPしてあります。ご覧いただければと思います。

2010年11月19日(金)
異色の芸術家兄弟
またしても仕入れをサボって、異色の芸術家兄弟-橋本平八と北園克衛展(世田谷美術館、 12/12まで)へ行く。毎度のことながら用賀駅から17分の道順が不安ではあったけれど、標 識が完備!されていてスムーズにたどり着く。兄・橋本平八の木彫作品は、人物、猫、達 磨等、思わず周りをぐるぐると廻って見てしまうくらいの素晴らしさであった。38歳で亡 くなるとはなんともったいないと感じ入る。北園克衛は、やはりVOUの圧倒的なデザイン力 というか、ただもうため息をつくばかり。ブルトンやツァラの献呈署名入り!もあり、瀧 口修造その他多数の書簡、日記等あり。3点のオリジナルプリントを放映していたのでこ ちらもすべて見てしまった。(円柱にボールのような丸い物がゆっくりと通過して出てく るまでの、その繰り返しの奇妙さ) 最後の方のブースに、ブックカバーデザインの数々 が展示されていて、いまさらながらの発見!も数多くあるのであった。単なる反省では済 まない、かも。

2010年11月15日(月)
ゴダール映画祭2010
《ゴダール・ソシアリスム公開記念》として、ゴダール映画祭が開催される。代表作10作 品(「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」他)を、オリジナル35ミリフィルムにて3週間一 挙上映! 短篇2本のうち、「シャルロットとジュール」58年、14分、が観たいし、タラン ティーノやヴェンダースも愛するという「はなればなれに」や「ウィークエンド」(共に 挿絵
60年代)も再見したいところ。ゴダールは今年80歳を迎える、と聞くとやはり感慨深いもの があります。


2010年11月9日(火)
マイタケの薬効
PETCT検査の結果が出る。再発等はみられずほっとするも、甲状腺に小さな影があるとの由。 1月後に専門医に診てもらうことになる。自覚症状全くなし(なにか冤罪を晴らすというか、 やってません!と言いたくなる?ムード)やだやだ。
帰りに、以前の入院時に同室だった方と久しぶりに会う。驚くことにこの病のあらゆる情 報に精通していて、高名な医師の講演会にも足繁く通い、アメリカの情報網も掌握している という強者。(3〜40代女性) で、新潟産のマイタケをアメリカで調剤、処方したという、 MD-Fractionなるものをすすめられる。一応、参考資料とさせてもらったものの、テンショ ンの温度差は歴然としている。しかし一体この情熱?はいかに、などと他人事ではないので あった。

2010年11月6日(土)
SPEC
主演の戸田恵梨香の髪がボサボサだったので、これはいいかもと見始めたTVドラマ「SPEC」 。これは当たりで飽きずに録画している。凡人にはない特殊能力 SPEC をもつ犯罪者に立ち 向かう、未詳事件特別対策係の刑事たちのお話。まあ「トリック」の堤監督らしい面白さで はある。
これはドラマと無関係だけど、だいたい指通りのよいサラサラした髪などに魅力を感じない 方なもので、だから何だというわけでもなく、きっかけはそんなろくでもなく積み上げてし まったアンテナ?によるものかしらん。
<三省堂書店へ>
しつこく日記のまとめ書きをしていて今回の更新なし。申し訳なく。
昨日やっと時間がとれて三省堂へ。黒沢清や中原昌也などはいくら新刊といえどもまず置 いてないので注文。サラ・パレツキーの新刊くらいはあるだろうと、海外文学の棚をなが めてみると、早くも棚の半分に押し込まれていて、ファンタジーも古典も現代もミステリ ーも一緒(まあ訳本だし)。あとの半分は日本のミステリーが占めていた。見当たらない ので検索してみたらなんと文庫で出ている。やれやれ。あと、安保センセイの「人が病気 になるたった2つの原因」という新刊(奥付は7月末)も購入してみたけれど。効率の悪い 生き方、とか頑張りすぎず怠けすぎず、とか言われたってねえ、とつい愚痴っぽくなるの だった。

左川ちか全詩集(新版)のご予約は続々(?)とお受けしています。20日くらいの刊行と なりそうです。お待ちくださいませ。

11月6日(土)
新刊について
山尾悠子初期作品選「夢の遠近法」は、「夢の棲む街」他、計11篇が収録されていて、著 者による自作解説及びエッセイ(栞)まで付いているというもので、これから山尾作品を 読もうという方にもお薦めです。
「天国の発見」で有名なハリー・ムリシュ作「過程」。ついこの間、今月の2日に訃報記事 (享年83歳)が出ていたオランダの作家。オランダの首相は「オランダとオランダ文学にと って大きな損失」と弔辞を表明したとの由。
「レイデイ・グレゴリ」は、19〜20世紀のアイルランドにおいて、イエイツと並び評される 女性作家の評伝。モノクロ図版も収録されていて400頁近くの大冊。作品の訳出はいかに。 ということで興味を引かれます。

更新日に書けばよいものを5日もたってから、というお粗末。

2010年10月30日(土)
昔日の客
『昔日の客』復刻版をやっと入手。数冊は仕入れることができたので、遅ればせながら新 刊更新となりました。
昨日の昼ごろ届いたので早速1冊を取り出して、電車の中で読み始める。なるほど、すごい 古本屋さんがいたものだと感嘆。どうせ蔵書にするからいくら高くったってかまわない、 、、というのは言っていいんですか、、というくらいなもので頭が下がるばかりなのでし た。なんと32年ぶりの復刊とのこと。若草色の布装と、裏面の版画貼込みと、凡百の新刊 とは一線を画していて、嬉しい1冊となりました。

他に、国書刊行会の山尾悠子作品集などの新刊も同時にUPするはずが届かず。更新作業を しているうちに着くかも、という甘い見込みは崩れたので、入荷次第更新予定であります。

2010年10月29日(金)
特選古書展
『ゴダール・ソシアリスム』という新作の試写状をいただき、それが本日の13:00からと いうことで大いに心は揺れた(?!)ものの、やはり、古書会館の特選古書即売会へ。御 茶ノ水駅を降りて会館近くまで来たとき、とても久しぶりにA書店さんをお見かけする。 風貌はお変わりないけれど70代後半になられているはず。紫煙をくゆらせながらやや険し い面持ちだったこともあり声をかけずに過ぎてしまった。収穫がよくなかったのかしらん。 午後も2時をまわっているというのにさすがに盛況。人垣でまともに棚を見られず。田村書 店さんのカタログを片っ端からひっくり返す、という根気は数年前から失せていて(情け ない)、まあとにかく探し物を見つけるのが勝負の分かれ目。などという先から持っていか れてばかりで面目なし。詩集の多い棚でねばり、画集や田村さんの前でねばって15点ほど。 夕方6時前に電話待ちが1本あることもあり、それほどの時間を取れず、またもや後ろ髪を引 かれつつ退散。ブルトンやエリュアール、フィニなどはお預けとなった。やれやれ。

2010年10月27日(水)
全身の検査
PET/CT検査。静脈に薬剤を注射することにより、全身を一度に検査することができるとい うもの。10分近く(もっと短いかも)かかった注射の後は、1時間ほど安静にしていてそ の後ドームのような装置の中へ。約20分間なるべく動かないように、それだけはくれぐれ もお願いしますと言われ、頭の位置をほんの少し直される。ただし、クシャミや咳はOKと のこと。うーむ。動くなと言われるとヘンにキンチョーして指先に力が入ってしまい、 金縛り?状態。眠ってしまえばとはいえそう簡単にはゆきません。待機の1時間というの も、時計はないし本も読めずただ安静にというからには眠ったほうが楽なのだけどなぜか 眠れず、とグチグチしているうちに時間となってホッとする。結果は来月初旬とのこと。 やだやだ。

2010年10月23日(土)
目録断念
先週、左川ちか全集<新版>のご予約告知に、早速のメールをいただいて有難く。その中 でも、特装版をご希望の方が何人かいらっしゃるので、森開社さんへ問い合わせ。普及版 の刊行が最優先で、刊行後に整本仕様、価格等の検討に入るとのことでまったく(?)の 白紙状態に近い、ようではありました。今のところ、当方の希望部数は確保できそうです ので、ご了解、またご検討くださいませ。

ということで、普及版の刊行に合わせるかたちで当方の久々の目録を、と思っていたので すが、この目論見は失敗となりました。時間が中途半端にしかとれず、集中した作業がで きない日がつづいていて、諦めざるを得ないこととなりました。お待ちいただいた方には 申し訳なく、来春?位を目処にしたいと考えています。残念無念ではあります。

2010年10月19日(火)
アクシデント
午前中に気付いたのだけれど、HPが開かなくなっていて焦ったのだった。(この間、ご 迷惑をおかけしました) 午後、櫻井氏へTEL。夕方には直っていたのでほっとする。 委託先のサーバーの管理ミスとのことで、今更ながらサーバーの重要性を思い知る。そろ そろ独立してもいいかも、と言われ、山のようにある、といわれるサーバーのいったいど こから探し出せばよいものやら、途方に暮れるのだった。

2010年10月16日(土)
<左川ちか全詩集>新版、ご予約承り。
いよいよというか、待ちかねていた左川ちかの新版全詩集が刊行間近となりました。昭森 社版を側本とした75篇と未収録10篇、散文14篇、解題ヴァリアント21点(これはもう快挙 というしかありません)、という構成で、現在造本(製本)の段階にきているとのこと。 特装版100部、普及版500部、予価:4,500円、11月中旬刊行予定です。森開社渾身の新刊を 是非にとお薦めいたします。

2010年10月16日(土)
猛暑の痕跡
8月中旬より父親の腰痛がひどくなり、近くの整形外科医院へ毎日通うことになった。家か ら6〜7分、車椅子を押して小1時間で帰るというパターンがいまだに続いていて、さすがに バテてきた。腰痛の原因はクーラーのかけすぎ(25度前後を長時間)によるものとしか思 えない。私も場合もつい缶ビール(350グラムだけど)をほぼ毎日飲んでしまい、さすがに 9月半ばで止めたけれど、今日の血液検査では肝機能の数値がかなり高く出てしまった。し かしこれしきで影響があるものなのか、どうか。他に気になるデータも出ていて、今時分 というのは昨年も同時期に病発覚があったしで、要注意月間といえるかも。やれやれ。

2010年10月9日(土)
ブロンド少女は、、
ノーベル文学賞は、バルガス・リョサ氏が受賞。ラテン・アメリカ文学はかつてよく読ま れていたことでもあり、この際品切れ本の復刊を、、と簡単には難しいであろうけれど、 願うばかりではあります。
挿絵
フランス映画社より、新作のチラシが届く。「ブロンド少女は過激に美しく」オリヴィエ ラ監督作品。このタイトルだけで観たくなってしまう。ポルトガルの文豪、デ・ケイロス 原作。それにペソアの詩をちりばめ、現代的な脚色をほどこしたとの由。男の部屋の向か い側の窓辺にあらわれる少女に、一目で恋におちてしまう、というシチュエーションは、 まあブニュエルを想起するしで、やはり物語に期待してしまう。2009年、ポルトガル、フ ランス、スペイン合作。ポルトガル映画。64分。併映短編として、ゴダール「シャルロッ トとジュール」、というのはいかにもフランス映画社配給か。
本日、10/9より、TOHOシネマズ シャンテにてロードショー。チラシをご希望の方に お送りします。

2010年10月5日(火)
彷書月刊休刊
毎月25日前後の刊行だった彷書月刊もいよいよラストかと思って待っていたら、本日届く。 総目次(後編)が1997年から載っていて、当方も数回(しか!であるけれど)目録掲載で お世話になった。幻想文学系の作家特集とか、中山信如氏や、ケルンの司書の連載とか、 興味深いインタビューとか、なにやかやと感慨深いものあり。
古通は定番として、も少し気軽に目を通せる古書情報雑誌は、もうというか果たして無理 なんだろうか。

2010年10月1日(金)
10月
五反田アートブックバザールへ。久々の仕入であります。昨日までとうって変わって程よ く晴れた日ではあったけれど、どうも体力の衰え(当然の結果かも)を感じて苦々しい。 駅から6〜7分の距離が遠いようではアキマヘン。
で、会場は2階ながら、路面に少し出ていた山から拾っているうちにはまってしまい、 20分ほどねばる。2階ではいつものようにビジュアルものが大半を占めていて見入ってしま う。時代背景や作家主義的な“棚”もあり、考える時間?が長引いてしまったような。と はいえ、フィニの画集や岡本太郎全集などの未練を残しつつ25点ほど。事前注文分がほぼ 当たっていて感謝。
よく考えれば通販では売りにくいものもあり、果してちゃんと仕事になるんだろうか。 ううむ。
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