2010年3月26日(金)
再開します
本日午後より、通販業務を再開させていただきます。 多少の不安材料もあり、更新作業は以前に増して停滞気味となりそうですが、長い目?で 見てやってくださいませ。 仕入れた本を入院中に読み始めたら、付箋だらけになってしまい、売れなくなったという ケースもあり、何を今更、ではあるとして。
実は森開社さんの新刊である、レヴォカシオン\号(森開社刊行目録)を待っていてなかな か届かず、しかし数日中に入荷の見込みです。ご了承のうえ、今後ともよろしくお願い申し 上げます。

2010年3月20日(土)
終日外来
昨日は、化学療法のための外来へ早朝から出かける。又してもグズグズと愚痴になるので、 注射を2回も失敗されたことくらいにしておく。
で、やっと座れた電車中で、隣の若い女性が膝に広げて読んでいる分厚い単行本が目に入 る。活字は結構大きめ。これだと今私が読んでいるほうが小さいよね、と取り出してみた ところで電車が止まり彼女は降りてしまったのだけど、書名は見逃さず。「無理 奥田英 明」と大書してあった。ふーむ、それにしても分厚いハードカバーに感心してしまう。私 の方は、「シネマ21」青山真治の新刊なのだけれど、カバーも本体もペラペラ。しかし、 シックなカバーを外すと、ジーン・セバーグの美しいピンナップが現れる。文中の『パト リシアを忘れない』よりーあの微笑に魅入られたが最後、映画という地獄から戻ってくる ことは不可能だ。その甘美な地獄で、ジーン・セバーグという青春に殉じる覚悟をしなけ ればならない。ーちょっと読んでみたくないでしょうか、映画好きの方々。ゴダールとイ ーストウッド、スピルバーグその他モロモロ、刺激的?かも。 <ちょっとした予告> アピエ16号、アトリエ空中線展カタログ、その他新(再)入荷のもの揃いましたら、近 日中に本格的?再開いたします。お待たせしてすみません。よろしくお願い申し上げます。

2010年3月14日(日)
晴天つづき
数日前にやっと確定申告を送付。後は家人のみなのだけど、あるべきはずの葉書がみつか らず、パニックとともに時は過ぎてゆき最終日の持込みで果たして終了するのか、という ところ。やれやれ。
いまひとつ体調が不安定で(発熱が引かず)化学療法の2回目が1週間延び、主治医からは 自覚不足を指摘されたりと、良いニュースは何もない?このごろ。そんななか、さるお客 様よりご厚情あふれる書信が届きました。深謝。とても心強くこれで気分も明るくなると いうものです。(ご注文品はもう少しお待ちください。すみません) 少しでも読書欲を刺激しつつ提供できる書店でありたいものです。密かに?HPリニューア ル計画を半年くらい前から始めてはいるものの、 形にするまではという気力を維持しなければ無意味なこと。と春めいてきたことだし、思 いを新たにするのでありました。

2010年3月8日(月)
バランス感覚
森開社40周年記念展(5日迄)には行きそびれてしまい、(予定した日は体調悪く断念) せっかくのチャンスを逃してしまった。社主である小野氏の思い入れは相当のものがあっ たようで(ヤフーブログ『螺旋の器』を参照)残念でありました。左川ちかの新編集版が 出る頃には完全復活(!?)したいものであります。 入院中には計算(申告の)を少しと、後は読書三昧の日々で、1箱分送っといたものはほぼ 読了し、クロソフスキーやブランショに飽きてきた頃に院内の図書館から4〜5冊をチョイ ス。井坂幸太郎の比較的新刊(う〜む)、池波の食エッセイなどで和む。 そんなことはともかく、最近注文して下さった方の履歴失念が続き、(特に2年以降は忘 れがち、、)申し訳ないことであります。バランス感覚不調のまま細い道を歩いているよ うでもあり、かといって化学療法への不信感もジワリと芽生えてくるこの頃、やれやれ。

2010年3月1日(月)
戻りました。
数日前にやっと退院。こっそりとこちら(日記)のみ再開します。 実はというか結局とというか、癌の疑い→やはり逃れられずという結果で、手術後に化学 療法に入っている段階です。まあしかし、余命告知とかはされているわけではなし、大丈 夫そう?!なムードではあります。 唯、戻ったらそれなりの溜った要件(家庭環境方面)が多く、忘れたフリの確定申告もあ り、体調もまあ6〜70%というところで、もうすこし通販業務は延期したいところではあり ます。といって、HP上にしばし中断と書いてある下に、“ご注文について”があれば注文 してくださる方もいるわけで、細々と営業中、、、。以前と比べると時間がかかるかと思 いますが、ご了承いただける方には発送します。歯切れの悪いことで申し訳なく。よろし くお願いいたします。

2010年1月29日(金)
冬眠?
ベッドが空かないと入院日が決まらないという状況ではあったのですが、やっと明日から と決まりました。お見舞いをいただいた方々に深謝。入院は10日もあればと思ったのがマ チガイで、1月ほどかかるとの由、やーれやれですが何とか戻ってくるつもりでいます。 冬眠には遅すぎる気がしないでもないけれど、まあそんなところでご了承のほど、よろし くお願いいたします。行って参ります。

2010年1月23日(土)
発送期日
いまだに入院日がはっきりしていないのですが、26日(火)の発送まではお受けできそ うです。従って25日(月)までのご注文はお受けいたします。新刊等気がかりこの上ない わけで、申し訳ないことではあります。

2010年1月23日(土)
写真展へ
昨日、通院途中の駅でもあるので、帰り際恵比寿で下車して、東京写真美術館へ。 “出発ー6人のアーティストによる旅”(2/7迄)を拝見。尾仲浩二氏目当て。氏独特の 暗褐色のトーンがカラーなのにモノクロフィルムのような感覚を伴って、絵画とも映像と も違う世界を醸し出して魅力的であった。しばし立ち止まって見入る。ミニチュアの飛行 機が室内を横切ってゆく不思議なビデオ作品(さわひらき氏)にも見入る。 その後せっかくなので同時期開催の、“木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン” 展を見る。さすがにこちらの会場には入場者が多く(比較的高齢のカップルとか)背面移 動?を駆使して見てゆく。なんといっても“時代”の空気が濃厚で、作品前で話し込む方 々も結構みかけたのだった。1950年代の日本とパリと中国その他、風景と人間との質感の 違いに思いを馳せる、ということかも。

2010年1月18日(月)
訂正
この間の私事の書込みがあまりに曖昧で何のことかワカラナイでしょう、、というありが たいアドバイスをしてくれる、奇特な方もいらっしゃるので、訂正させていただきますと、 近日中に入院治療をすることになりまして、ある程度の期間で復帰できるはずという思い 込みのせいでつい曖昧模糊というか口ごもるというか成り行きイージーな態度でいたもの で大いに反省中であります。関係各位(少ないとはいえ)には書面にてお知らせをと考え ています。 ということでご了承いただきたく(何分にも個人商店ゆえ)お願いいたします。詳細は後 日お知らせします。

2010年1月16日(土)
更新は新刊ばかり
アトリエ空中線の造本による2点(山下陽子氏の作品については12/19を参照)で、村松桂 氏の写真(アコーディオンポスター、4点収録)は、モノトーンの美しさと、背景に沈む 映像の不気味さを加味したような作品。(1点のみ空中線の頁に画像有) また、森馨氏の人形作品集は、エスカレートしてゆくエロティスムというか、人形の摩訶 不思議さが漂います。それと、月兎社で魅力的な作品を刊行していらっしゃる加藤郁美氏 の本「切手帖とピンセット」。カバーを外すと現れる愉しさ(装幀祖父江慎/他)もあり、 切手というミクロコスモスの魅力が60年代グラフィックとして甦ります。
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私事ながら、逃げ切れずにつかまってしまう?心境で、近日中に営業を一時中断、となり そうではあります。決まり次第ご報告いたします。

2010年1月12日(火)
ロメール死す
1/11、エリック・ロメール死去。享年89歳。とうとう亡くなってしまったかという感慨ば かり。すでに引退宣言しているし、あのエスプリに満ちた映像の新作を望めるわけではな いのだけれど、なかなか納得する気になれずにいる。今更ベスト作品を挙げるのも収拾が つかないと言い訳しつつ、「緑の光線」「クレールの膝」「満月の夜」と次々に出てくる けれど、「木と市長と文化会館または七つの偶然」をあえて?挙げておこうか。DVDB OX買うか。

2010年1月3日(日)
新年おめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます。
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元旦の午後三時過ぎ、近くの氷川神社へ参拝に出かける。車で近くまで行き、車椅子を押 しつつ進むと意外にスムーズだったのだけど、やはり入口200メートルくらいは行列でここ からが進まず。寒空にはカラスが飛び交っていて、動けずにいる人間どもをあざ笑うかの ようで、、というのは僻みかも。2〜30分の苦行の後、破魔矢などを購入して甘酒でやっと 人心地がつく。ここぞとばかりのパトカー数台をやり過ごして帰路へ。

アトリエ空中線展のカタログがやっと入荷してきました。インディペンデント・プレスの 展開という副題のついた労作です。是非にとお薦めいたします。
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